「匂いがする…奇妙で、刺激的で、危険なドルの匂いが(73)」

SENTIVANO…UNO STRANO ECCITANTE PERICOLOSO PUZZO DI DOLLARI(伊)「匂いがする…奇妙で刺激的で危険なドルの匂いが」、AND THEY SMELLED THE STRANGE, EXCITING, DANGEROUS, SCENT OF DOLLERS(英)、「匂いがする…奇妙で刺激的で危険なドルの匂いが」劇場未公開

カテゴリー(Robert Malcom)

監督イタロ・アルファロ、脚本ピエロ・レグノリ、撮影サンドロ・マンコーリ、音楽ブルーノ・ザンブリーニ、ジャンニ・メシア、出演ロベルト・マルカム、ピエロ・ピダ、ロザルバ・ネリ、ルイジ・モンティーニ、サルバトーレ・パンティーロ、ピーター・ランダース

町の実力者アル・コステロ(ルイジ・モンティーニ)の銀行に政府が、一時的に100万ドルの大金を預けることになった。悪徳銀行家であるコステロはこの金を着服しようと画策し始める。コステロにとって目障りなのは政府から派遣されたと自称するバッド・チャリティ・ジェンキンス(ロベルト・マルカム)だ。コステロは魅力的な妹マリア(ロザルバ・ネリ)にジェンキンスを誘惑させようとするが、マリアは逆にジェンキンスに恋してしまうのだった。

一方、山賊に化けて金を強奪する計画をねっていたコステロであったが、本物の山賊ラミレス(サルバトーレ・パンティーロ)一味も本当にこの金を狙っており、コステロ一味とラミレス一味が金を狙って鉢合わせすることになる。ところが、実はジェンキンスも政府の鐘を狙う盗賊で、彼は、肩にオウムをとまらせた牧師に化けて町に潜り込んだ賞金首のならず者ブロンコ・キッド(ピエロ・ピダ)と組んで、コステロやラミレス達の上前をはねようとするのだった。

「シンドバットとバクダッドのカリフ(73)」にも主演した口ひげの似合うロベルト・マルカムは、オマー・シャリフに似ていないこともなく、けっこうマカロニガンマンの雰囲気をもっている。しかし、本作の決定的な問題点は、撃ち合うシーンが極端に少ないこと。下らない殴り合いシーンが延々と続くばかりで、見ていて退屈極まりない。ラストで対立する二つのグループが向かい合いやっとガンファイトと思いきや、歩み寄っていきなりダンスを踊りだすという下らなさには頭を抱えたくなる。マカロニウエスタンでありながら、ここまでガンファイトシーンを取り入れなかったのは意図的だったのかどうか理解に苦しむ。音楽のみがちょっと変わった雰囲気で本作品の特色といえる程度だ。