「司祭が去り、副司祭が帰って来た(73)」

PARTIRONO PRETI,TORNARONO CURATI(伊)「司祭が去り、副司祭が帰って来た」 HALLELUJA TO VERA CRUZ(英)「ベラクルスかくあるべし」劇場未公開

カテゴリー(Lionel Stander)

監督ニューマン・ロステリ(ステルビオ・マッシ)、脚本ビアンコ・マニーニ、オフェリア・ミナルディ、撮影カルロ・カルリーニ、音楽ルイス・エンリケス・バカロフ、出演ライオネル・スタンダー、リカルド・サルビーノ、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ、ジャン・ルイス

トリニティシリーズの影響を受けた後期マカロニに何度も使われたシチエーション“粗野な悪党コンビ”“司祭に化けたならず者”がそのまま受け継がれている。司祭の格好を泥棒コンビのサムとジョン(ライオネル・スタンダーとリカルド・サルビーノ)がたまたま革命家のミゲル将軍(ジャン・ピエロ・アルベルティーニ)の懴悔の告白を受けてベラクルスへ金を輸送する計画を聞き出す。

それを、そっくりいただこうと計画した彼らだったが、せっかく奪った金は最後に民衆の中にばらまかれる結末となる。しかし、金の強奪作戦は全体の一部で、追われた彼らがサーカスで泡だらけになって殴り合ったり、黒人夫婦の赤ん坊をとりあげたり、司祭に化けてお布施を盗んだりというエピソードが脈絡もなく繰り返されている。撃ち合いの場面は例によってほとんどなく、アクションシーンは「群盗荒野を裂く(66)」の使い回しというおそまつさ。ちょっと変わった「ブルーエッグアンドハム」という主題歌のみが耳にのこるだけの低レベルの作品だ。