「逃げろ、トリニティがエルドラドに着いた(72)」

SCANSATI…TRINITA ARRIVA AD ELDORADO(伊)「逃げろトリニティがエル・ドラドに着いた」、GO AWAY!TRINITY HAS ARRIVED IN ELDORADO(英)「逃げろトリニティがエル・ドラドに着いた」劇場未公開

カテゴリー(Stan Cooper)

監督ディック・スピットファイヤ(マイルズ・ディーン)、脚本ロマノ・スカンダリアート、撮影アリステッド・マサセッチ、音楽ジャンカルロ・チアラメロ、出演スタン・クーパー、ゴードン・ミッチェル、クレイグ・ヒル、ラッキー・マクマレー、カルラ・マンチーニ

マイルズ・ディーンがディック・スピットファイヤの変名で監督したコメディ。いつもの通り、粗製乱造のディーン監督作品の悪いところがそのままでているような作品だ。やたらとモノローグが入り、演出の不手際をごまかしてしまおうとしている魂胆が見え見えだ。

インチキ詐欺師の2人組ジョナサン・デューク(スタン・クーパー)とセバスチャン・カーター(ゴードン・ミッチェル)は体力増強の薬と称してインチキな商品を売りながら西部を旅している。詐欺がばれて、メキシコに逃走した二人組は、独立地区を造り、独裁者と君臨しているエル・ドラド(クレイグ・ヒル)にマジックの手腕を生かして近づき、エル・ドラドの隠し持つ財宝を奪うというそれだけの話。

とはいいながらもストーリーはないも同然。例によって馬で走る場面と殴り合いのシーンだけで時間を持たせるだけで、アクションもガンプレイにも見るべきところは皆無だ。スタン・クーパーはフリルのついたギャンブラースタイルでもっぱらポーカーのシーンや女優とのからみを担当。撃ち合いはゴードン・ミッチェルと分業がはっきりしている。クレイグ・ヒルはゲスト出演だが、派手な衣装に身を包み、散々こけにされる役を大まじめに演じているのが気の毒に思える。