「リンゴの秘密(65)」

SEGRET DI RINGO(伊)「リンゴの秘密」、SECRET OF CAPTAIN 0’HARA(英)「オハラ大尉の秘密」劇場未公開

カテゴリー(German Cobos)

監督アルトロ・ルイス・カスーティーロ、脚本M・マルティネス・レミス、ホセ・エロリエッタ、アルトロ・ルイス・カスーティーロ、撮影アルフォンソ・ニエバ、音楽M・モレノ・ブレンディア、出演ジャーマン・コボス、マーサ・パドーバン、ビダル・モリーナ、ホルヘ・ビコ、フランク・ブラーニャ

スペイン資本が中心になる初期の騎兵隊もの。一人の女性を巡る三角関係、インディアンの襲撃、迎え撃つ騎兵隊というシチュエーションによる完全な米国製西部劇のイミテーションで、マカロニウエスタンらしい特色をほとんど見出すことは、できない。それでも、マカロニが世界的に大流行した時期に、題名に「リンゴ」の名前を加え、タイトルを修正することでマカロニらしく装って再公開されたらしい。

インディアンから襲われていた馬車を救った騎兵隊のオハラ大尉(ジャーマン ・コボス)は、そこに乗っていた女性マリア(マーサ・パドーバン)に心を奪われてしまう。砦に向かう途中だったマリアは、オハラの上官にあたるブロックス(ビダル・モリーナ)の婚約者であった。しかも、インディアン掃滅を目指すブロックスとインディアンとの共存を主張するオハラは犬猿の間柄。しかし、マリアの方も優しいオハラに次第にひかれていくのだった。

ラストはお定まりのインディアンと騎兵隊の砦での攻防戦。この戦いでブロックスは命を落とし、オハラとマリアの愛の障害がなくなるという都合のよい幕切れとなる。初期のマカロニ作品は、米国西部劇のイミテーションでしかないものが多く、正直いって面白いものは少ない。