「みな殺しの男(67)」

LA SPIETATA COLT DEL GRINGO(伊)「グリンゴへの非情なコルト」、RUTHLESS COLT OF THE GRINGO(英)「グリンゴへの非情なコルト」劇場未公開、CD曲名「みな殺しの男」

カテゴリー(Jim Reed)

監督ホセ・ルイス・マドリッド、脚本アウグスティン・ナバロ、撮影マルセロ・ガッティ、音楽フランチェスコ・デ・マージ、出演ジム・リード、カルロ・ファブリッツィ、マルタ・パドバン、パット・グリーンヒル、ガスパー・ゴンザレス、カルロス・オテロ、セサール・オシナガ

フランチェスコ・デ・マージ作曲の主題歌のみが「みな殺しの男」という題名で早くから知られていたが、作品そのものは、とうとうテレビでも公開されることなく終わってしまった。

金鉱の所有者を殺害した容疑で無実の罪を着せられて投獄された若いカウボーイ、ソル・レスター(ジム・リード)は出獄すると、すぐに裁判で彼に不利な証言をした酒場の女コーラ(パット・グリーンヒル)の元を訪ねる。そこで、レスターは鉱山主殺しの真犯人は、町のボスとなっていたハロウェイ(セサール・オシナガ)で、あることを知る。ハロウェイは、金鉱の権利を我がものとしただけでなく、鉱山主の娘ロイス(マルタ・パドバン)も欺いて妻としていた。保安官(アイシドロ・ノベラス)の協力を得たレスターは、自らの無実を証明するとともに、ハロウェイと、彼が雇った殺し屋コールマン(ガスパー・ゴンザレス)を倒す。

コーラは、流れ弾によって倒れるが、レスターはロイスとの愛を取り戻す。主演のジム・リードはなかなか精悍なマスクをしており、ルイ・マクジュリアンの名で「荒野の掟(66)」でも主演を務めていた。しかし、なにぶんにも米国製西部劇を踏襲した代り映えのしないストーリーにガンプレイも迫力不足。デ・マージの音楽だけ聞けばそれで十分だが、このテーマも実際は「地獄から来たプロガンマン(66)」の未使用だった主題歌を流用したものらしい。