「西部の二人組ギャング(65)」

DUE MAFIOSI NEL FAR WEST(伊)「西部の2人組マフィア(65)」、TWO GANGSTERS IN THE WILD WEST(英)「西部の2人組ギャング」劇場未公開

カテゴリー(Comedian)

監督ジョルジュ・シモネッリ、脚本マルチェロ・チオルチオリーニ、ジョルジュ・シモネッリ、撮影ホアン・ジュリオ・バエナ、音楽ジョルジョ・ファボール、出演フランコ・フランキ、チッチョ・イングラシア、フェルナンド・サンチョ

チッチョとフランコが出演した最初のマカロニウエスタン。山賊のリオ(フェルナンド・サンチョ)一味は従兄弟のチッチョとフランコを殺して彼らが発見した金鉱の権利を横取りしようとする。しかし、財産の本当の相続人である2人の孫達チッチョ・カポネとフランコ・カポネ(同じくチッチョとフランコ)は刑務所に服役していた。じいちゃんたちの財産を取り戻すため二人は、刑務所から脱獄して、といっても叔父が看守に賄賂を渡して脱獄の段取りを整えていたにもかかわらず、二人は馬鹿正直にそのことを看守に報告するため、最後には業を煮やした看守から牢をたたき出されるのであるが、なんとか西部の町へとやって来る。

町のならず者をたまたまやっつけたことで町民から大歓迎を受けた二人は調子に乗ってリオ一味との対決を宣言してしまう。ラストはチッチョとフランコものとしては珍しく、リオ一味と二人組の銃撃戦がみられ、ピンチに陥ったところを立ち上がった町民や友情を結んだインディアンから助けられてめでたしとなる。「二人組ギャング」という原題は、二人の出身がイタリアのシチリアで名前がカポネというところからきている。スプラスティックギャグ満載のコメディ。

チッチョとフランコの作品は、「荒野の用心棒(64)」や「続・夕陽のガンマン(66)」などのベースになる作品をパロディ化したものは大変面白くみられるのだが、本作のようにオリジナル脚本でつくられたものは、それぞれの場面がやたらに長くてテンポが悪く、いささか退屈である。