「リンゴの二人の息子(66)」

DUE FIGLI DI RINGO(伊)「リンゴの2人の息子」、TWO SONS OF RINGO(英)「リンゴの2人の息子」劇場未公開

カテゴリー(Comedian)

監督ジョルジュ・シモネッリ、脚本マルチェロ・チオルチオリーニ、ロベルト・ジャンビッチ、アメディオ・サラッツォ、撮影クレメンテ・サントーニ、音楽ピエロ・ウミリアーニ、出演フランコ・フランキ、チッチョ・イングラシア、ジョージ・ヒルトン

イタリア映画で「DUE(2人の〜)」という題名を見たら、まずチッチョとフランコのコンビの作品である可能性が強い。それほど、この人気コンビは数多くのパロディ映画に出演している。当然マカロニウエスタンのパロディも多く、本作も当然、チッチョとフランコものだ。ジョージ・ヒルトン、ディック・パルマー、ペドロ・サンチェスらがガンマン、保安官、山賊役で登場して賑やかなマカロニウエスタンになっている。

ならず者を賞金稼ぎが退治する狂言を演じて町民から謝金をせしめるケチな商売をしていた二人組(チッチョとフランコ)がたまたま出会った本物の賞金稼ぎジョー(ジョージ・ヒルトン)にあこがれて、自分たちこそ伝説のガンマン、リンゴの息子のジャンゴとグリンゴであると吹聴する、そのことによって周囲からちやほやされているうちは良かったが、その結果ジョーの宿敵であったならず者や山賊一味と対決しなければならない羽目になっていくというドタバタ劇だ。

開幕二人が演じる茶番劇は「夕陽のガンマン」の主人公クリント・イーストウッドとリーバン・クリーフそっくりのいでたちをした二人が足を踏みあう場面から始まって、ついには馬に括り付けた特製の銃器バッグまで登場する面白さ。結局、二人に次々と訪れる危機は、ジョーが陰から援護して切り抜け、二人はそのことでますます増長していくというお定まりの展開が楽しい。