「ハンサムな奴、醜い奴、馬鹿なやつ(67)」

1IL BELLO,IL BRUTTO,E IL CRETINO(伊)「ハンサムな奴、醜い奴、バカな奴」、THE UGLY,AND THE STUPID(英)「ハンサムな奴、醜い奴、バカな奴」劇場未公開

カテゴリー(Comedian)

監督ジャンニ・グリマルディ、脚本ジャンニ・グリマルディ、撮影アルド・ジョルダーニ、音楽ラロ・ゴーリ、出演フランコ・フランキ、チッチョ・イングラシア、ミンモ・パルメラ(ディック・パルマー)

「続・夕陽のガンマン(66)」の原題から取ったパロディの題名であることは言うまでもない。チッチョとフランコのパロディマカロニは、独自の物語を展開することが多いが、この作品の場合は文字通り「続・夕陽のガンマン(66)」の展開に沿ってちゃかしていくパロディ作。賞金首の相棒を捕らえては逃がして賞金をせしめる醜い奴とばかな奴(チッチョとフランコ)は仲間割れして荒野をさ迷ううちに重傷を負って死にかけている兵士から南北戦争中に失われた金貨の在処聞き出す。そこに同じ金貨を探すハンサム野郎(ミンモ・パルメラ)がからんで共に黄金を探す。

それぞれが宝の隠された墓地の名前と墓の名前だけを知っているというシチエーションまでもそっくり、途中でほこりまみれの軍服のエピソードも挿入されるが、今回はほこりの下から現れるのはやはり灰色の南軍の軍服だったというオチ。北軍の軍服を着ていた二人組は南軍の捕虜となり、南軍の将校だったハンサムと出会う展開になる。ぐんと小規模ではあるが南北戦争の場面や、ラストの墓場のシーンも用意されており「続・夕陽のガンマン」を知っているからこそパロディが楽しめるつくりとなっている。しかし、本作を観賞しようとする人間で「続・夕陽のガンマン」を知らない者はいないだろう。

音楽はモリコーネ調ではなく、典型的なコメディ曲で、このテーマはより低予算のC級コメディ「AMICO MIO, FREGA TU…CHE FREGO IO!(73)」にも流用されていた。