「奴らはただ殺すのみ(68)」

SAPEVANO SILO UCCIDERE(伊)「奴らはただ殺すのみ」、SAGUARO(英)「サグアロ」劇場未公開

カテゴリー(Kirk Morris)

監督アメリゴ・アントン(トニノ・ボチア)、脚本マリオ・モロニ、アメリゴ・アントン、撮影ファウスト・ロッシイ、音楽フランチェスコ・ラバニーノ、出演カーク・モリス、ラリー・ワード、アラン・スチール、ゴードン・ミッチェル、キム・アーデン

史劇でヘラクレスを演じていたマッチョ俳優カーク・モリスが主演したB級マカロニ。

北軍の兵士ジェフ・スマート(カーク・モリス)は南北戦争が終わり戦友フェルナンデス(イワン・スクラトグリア)と帰郷する途中に、たまたま銀行強盗をはたらいたメキシコ山賊ペドロ(アラン・スチール)一味に出会ったために巻き添えを食ってフェルナンデスは殺されてしまう。かろうじて一命を取りとめたジェフはフェルナンデスの亡骸を家族のもとに届けると、町の保安官に志願する。ペドロ一味の裏で町 の実力者サグアロ(ラリー・ワード)が銀行強盗の手引きをしていることを突き止めたジェフは、メキシコ人に変装して一味に紛れ込み銀行強盗を阻止すると、ペドロが狙っていた金を奪い返す。銀行強盗失敗を知ったサグアロは、ペドロを撃ち殺し、金を持っているジェフを狙う。金を送り届けようとするジェフの乗った駅馬車をペドロの部下たちを率いたサグアロが襲撃してきた。ジェフは、一味の襲撃を一人で迎え撃つ。

史劇出身のマッチョマンが顔をそろえた作品だが、特にそのマッチョボディを披露するシーンはなく、撃ち合いも見せ場がない。ラストのジェフとサグアロの対決も何の工夫もなく、ライフルを連射してくるサグアロを岩陰から射殺してあっさりと勝負がついてしまう。ゴードン・ミッチェルも出演しているが、保安官に志願するジェフの腕試しの相手として登場するのみで、音楽、主人公の個性、映像、脚本のどれをとってもこれといった特徴がないのが残念だ。