「西部の悪ガキ(67)」

KID IL MONELLO DEL WEST(伊)「西部の悪ガキ」、BAD KIDS OF THE WEST(英)「西部の悪ガキ」劇場未公開

カテゴリー(Comedian)

監督トニー・グッド、脚本マリオ・アメンドーラ、ブルーノ・コルブッチ、撮影シルビオ・フラスチェッティ、音楽エンリコ・シモネッリ、出演アンドレア・バレストリ、ミルコ・エリス、レイ・オコーナー、フランコ・レッセル

マカロニには異色作と呼ばれるものがいくつか存在する。西部劇にスーパーマンが登場したり、ロボットが登場したり、ミュージカル仕立てだったり、そのバラエティも様々だが、この作品も異色作の名に恥じない珍品だ。

主人公は子供、しかし「VENDETTA(76)」のように真剣に子供が大人と戦う作品ではなく、酒場にたむろしている子供達がミルクを飲みながらポーカーをしていたり、女の子達は酒場女の扮装で現れたり、というふざけた設定で開幕するコメディ。実際は、町の子供達が廃墟で遊んでいただけなのだが、キッド(アンドレア・バレストリ)ら、子供達はレイ・オコーナー扮する盗賊たちが銀行強盗を企てていることを偶然に知り、これを阻止しようとする。

しかし、この子供たちもとんでもない連中で、金庫を爆破して自らが強盗団の裏を書いて銀行強盗をやってのける。有能な脚本家2人が書き下ろしているにもかかわらず、物語は品の無いギャグが続き、子供達のもつ愛らしさやほのぼのとした感じが全く描かれていない。あえていえば、カラテを使う東洋人の女の子の仕草が多少可愛らしい程度で、ワースト作品として挙げる人もいるくらいだ。ただし、「ブラックジャック」と名付けられたテーマ曲をはじめ、音楽は本格的なウエスタンテーマになっている。