「アパッチの女(76)」

UNA DONNA CHIAMATA APACHE(伊)「アパッチの女の招き」、APACHE WOMAN(英)「アパッチの女」劇場未公開

カテゴリー(Al Cliver)

監督ジョージ・マクルート、脚本ジョージ・マクルート、アントニオ・ラチオッピ、撮影セルジュ・ルビン、音楽バディ・マグリオーネ、出演アル・カリバー、ヤラ・キワ、リック・ボイド、コロラド・オルミ、フラン・マリア・ボイヤー

純情な騎兵隊の若い兵士トミー(アル・カリバー)は、美しいアパッチの娘(ヤラ・キワ)に恋をしてしまう。しかし、彼女はインディアンの頭の皮を剥いで売り付ける凶悪な一味に誘拐されてしまった。トミーは恋人を救出するため、軍を脱走し1人で追跡を開始して娘を救出する。

これからは2人の逃避行が物語の大半を占める。アパッチの娘を演じるヤラ・キワがなかなか魅力的でいくつかの官能的なシーンを演じているが、全体的な印象はすこぶるチープ。出演者も少なく撮影はほとんどがセットを必要としない屋外で撮影されていることからすごい低予算で作成されたであろうことは容易に想像がつく。

せっかく結ばれたにもかかわらず娘が凶悪な三人組(リック・ボイド)らから惨殺された上に、彼女の仇を討ったトミーも途中のトラブルから恨みをかっていた白人一家から撃たれ、恋人の墓の前で息絶えるラストもすこぶる後味が悪い。開幕からラストまで寒々とした光景とストーリーで観賞し終わったあとも、気分が落ち込んでしまう。インディアンがストーリーに絡むとマカロニウエスタンはどうしてこうも陰鬱な作風になってしまうのだろうか。