「こっちを向け、貴様を殺す(72)」

VOLTATI…TI UCCIDO(伊)「こちらを向け、貴様を殺す」、 TURN…I’LL KILL YOU(英)「こちらを向け、貴様を殺す」劇場未公開

カテゴリー(Richard Wyler)

監督アルフォンゾ・バルカザール、脚本マリア・デル・カルメン・ローマン、プレストン・レオニオ、撮影アルフォンゾ・ニエバ、ファウスト・ロッシ、音楽(ゼネラルミュージック)、出演リチャード・ワイラー、フェルナンド・サンチョ、コンラッド・サンマルティン、スパルタコ・コンバルシ、マックス・ディーン

流れ者のライフル使いビリー・ウォルシュ(リチャード・ワイラー)がふらりと立ち寄った町では、町のボスであるテッド・ショア(コンラッド・サンマルティン)が山賊エル・ビチョ(フェルナンド・サンチョ)一味を使って、金鉱の所有者であるデイビス一家を脅し、鉱山の権利を我が物にしようと狙っていた。そのことを知ったビリーは一家の客分として用心棒をかって出る。ショアとビチョの一味を同士討ちにさせ、彼らの陰謀を阻止したビリーは、一家の娘スーザン(エレオノーラ・ビアンキ)との恋も成就させるという、どこにでもあるストーリー。

ウインチェスター・ビルの異名をもつビリー・ウォルシュは、ガンベルトはつけずに拳銃ではなくライフルを使ったアクションを展開。また、ビリーが助けるデイビス家のフランクを演じるのは、「荒野の1ドル銀貨(65)」等で、いつも情けないキャラを演じる、父ちゃん坊や?マックス・ディーン。珍しく彼が、髭面のワイルドなイメージで登場し、ラストの撃ち合いでも結構活躍する。しかし、共に戦った鉱山の共同所有者サム・ウイルソン(スパルタコ・コンバルシ)が金をひとりじめするために皆を爆死させようとする展開があまりにひどい。脚本が練られてないマカロニにはそれまでの展開を無視して唐突に人物のキャラクターが変容することをドンデン返しと勘違いしているようなチープな作品が存在するので要注意だ。

音楽のゼネラルミュージックは使い回しの意味と解釈して良い。70年代のテレビ公開作品群のように、他の作品の音楽が節操もなく使われているのも作品のイメージをダウンさせている。