「13人目は裏切り者(71)」

IL TREDICESIMO E SEMPRE GIUDA(伊)「13人目は裏切り者」、THIRTEENTH IS A JUDAS(英)「13人目は裏切り者」劇場未公開

カテゴリー(Monty Greenwood)

監督ジョセフ・ウォーレン(ジュゼッペ・バリ)、脚本アドリアーノ・ボルゾーニ、ジュゼッペ・バリ、撮影アンジェロ・ロッティ、音楽カルロ・サビーナ、出演モンティ・グリーウッド、ドナルド・オブライエン、ディーン・ストラトォード、フォルトナート・アリーナ、ジュゼッペ・カスティラーノ

キシコ国境の小さな村でネッド・カーター(ドナルド・オブライエン)は、結婚式を挙げることになっていた。準備された席はなんと13。不吉な予感が的中し、到着した馬車に乗っていた花嫁はもとより全員が殺されていた。犯人を捜し始めたネッドとその仲間たちは、仲間の一人ジョー(ディーン・ストラトフォード)が犯人だと確信して、彼をリンチにかけるが、真犯人はなんとネッド本人であった。

南北戦争中南軍の公金を横領したネッドは、婚約者の父が所有する鉱山にその金を隠していたが、そのことに気づいた婚約者一家を皆殺しにしていたのだった。最後にジョーの親友ティム(モンティ・グリーウッド)が事件の真相を暴き、濡れ衣を着せられたジョーの仇を討つとともにネッドを倒す。ミステリー仕立てのため、仲間同士の裏切りが相次ぐ上に会話と、過去の回想ばかりで構成され、マカロニウエスタンでありながら全体の3分の2が経過するまでは銃声すら聞こえないという情けなさ。全編撃ち合いで構成されたかのような「荒野のみな殺し(66)」と同じジョセフ・ウォーレン監督作品とは思えない出来栄えだ。「LE DUE FACCE DEL DOLLARO(67)」のモンティ・グリーウッドは、相変わらず渋くて格好良いが、ガンプレイの迫力は及ぶべくもない。