「カンサスシティの復讐者(65)」

IL VENDICATORE DI KANSAS CITY(伊)「カンサスシティの復讐者」、SHOTS RING OUT(英)「撃って弾き出せ」劇場未公開

カテゴリー(Paul Piaget)

監督アウグスティン・ナバロ、脚本マリオ・グエラ、ホセ・マロウクイ、ビットリオ・ビハイ、撮影リカルド・トレス、音楽マヌエル・パラダ、出演ポール・ピアジェ、フレッド・カノウ、フランシスコ・モラン、リズ・ポイテル

脚本家のアウグスティン・ナバロが監督した唯一のマカロニウエスタン。ミステリー仕立ての構成だが、スペイン資本中心の初期作品であるため、マカロニらしさはほとんど感じられない。

夫殺しの罪で死刑を言い渡された妻のケイティ・ダルトン(リズ・ポワテル)は、逃走しようとして馬車に惹かれ命を落とす。ケイティの葬儀のために彼女の兄であり著名なガンマンのフランク・ダルトン(ポール・パジェット)が町にやって来た。それと同時にケイティを死に追いやった事件の証人や弁護士が次々に殺され始める。町の人々はフランクが復讐を開始したかと疑いをもつが、ポール保安官(フレッド・カノウ)は、事件の真相に疑いを持ち始め、フランクと協力して事件の真相解明に動き出す。

ラスト真犯人は、保安官の親友ジョン(パコ・ラモン)が嫉妬から犯した犯行であることが明らかになり、二挺拳銃のフランクから射殺される。センスが全く感じられない主人公たちのファッションや、ワルツ調のあまりに調子はずれの主題曲など、どう見ても米国製C級西部劇の雰囲気。マカロニウエスタンの範疇に、あまり数えたくない作品だ。SI UDIRONO QUATTRO COLPI DI FUCILE「4丁の拳銃の銃声が響いて(65)」という別題名でも知られているので、混乱しないように注意が必要である。