「女ガンマン・皆殺しのメロディー(72)」

LA TEXANA E I FRATELLI PENITENZA(伊)「テキサス女と悔い改めるべき兄弟達」、HANNIE CAULDER(英)「ハニー・コールダー」劇場未公開、TV公開題名「女ガンマン・皆殺しのメロディ」

カテゴリー(actress)

監督バート・ケネディ、脚本ピーター・クーパー、デビット・ハフト、バート・ケネディ、撮影エドワード・スケイフ、音楽ケン・ソーン、出演ラクウェル・ウエルチ、ロバート・カルプ、アーネスト・ボーグナイン、ジャック・エラム、クリストファー・リー、ストローサー・マーチン、ステファン・ボイド

スタッフ、キャストから見てもマカロニウエスタンではない英国製の西部劇。しかし、マカロニ以外のユーロウエスタンの中でも最もマカロニ的なバイオレンスアクションの要素が際立っているためここに紹介することにする。

夫と幸せな生活を送っていたハニー・コールダー(ラクウェル・ウエルチ)の牧場が、凶悪なエメット(アーネスト・ボーグナイン)、フランク(ジャック・エラム)、ルーファス(ストローサー・マーチン)のクレメンス三兄弟に襲われる。その結果、夫は殺害され、ハニー自らも三人から暴行される。そんな彼女を救ったのは、賞金稼ぎの流れ者トーマス・プライス(ロバート・カルプ)だった。拳銃つくりの職人ベイリー(クリストファー・リー)から女性でも容易に扱えるダブルアクションの拳銃を特注してもらい、ストイックなプライスから拳銃の訓練を繰り返し仕込まれるハニー。しかし、プライスもエメット・クレメンスから殺されるに至ってハニーの怒りが爆発。巨悪なクレメンス兄弟を一人一人血祭りにあげていく。

裸にポンチョをまとったラクウェル・ウエルチのスチール写真がやたらと注目されるため、ラクウェルのセクシーさのみが売り物の作品と思われがちだが、銃撃戦や決闘シーンも豊富で、本物のマカロニウエスタンと同様な非情な雰囲気に満ちている。ただ、突然現れてハニーの危機を救う黒衣のガンマン(ステファン・ボイド)を登場させる意味が今だに理解できない。