「西部の三銃士(72)」

TUTTI PER UNO,BOTTE PER TUTTI(伊)「1人のためのすべて、すべてのためのビア樽」、THREE MUSUKETEERS OF THE WEST(英)「西部の三銃士」劇場未公開

カテゴリー(Timothy Brent)

監督ブルーノ・コルブッチ、脚本ブルーノ・コルブッチ、ティト・カルピ、レオナルド・マルチィーノ、撮影ラファエル・パチェコ、音楽カルロ・リスティケリ、出演ティモシー・ブレント、ジョージ・イーストマン、レオ・アンチェリス、クリス・ヒュエルタ、カリン・シューベルト

物語のプロットは、英語題名通り、アレクサンドル・デュマ原作の「三銃士」を下敷きにしているが、その内容は70年代マカロニのお約束となった薄汚い格好をした田舎者が巻き起こすドタバタ。

テキサス・レンジャーに入隊するために村人の盛大な見送りを受けて旅立った若者ダート・クロス・ウォーターjr(ティモシー・ブレント)は、レンジャー三銃士と呼ばれた憧れのマック(ジョージ・イーストマン)、アラミス(レオ・アンチェリス)、ポートランド(クリス・ヒュエルタ)に出会う。しかし、3人は、昔の栄光は何処へやら、すっかり堕落しきっていた。ダートは、3人を立ち直らせようと、メキシコへ薬品を運ぼうとする女医アリス・ファーガソン(カリン・シューベルト)の護衛話をもちかける。金の匂いを感じた三銃士とダートは、アリスと共に馬車で旅することになるが、馬車は、山賊に奪われ、その馬車はさらに中国人に売られと二転三転。

アリスは、悪徳銀行家ルダック(エドワルド・ファハルド)の放った女スパイで、ルダックの命令を受けて薬ならぬ金塊をメキシコへ密輸しようとしていたのだった。ルダック一味や、革命軍も交えた大乱戦の挙句、馬車を奪って逃走したダートと、三銃士。しかし、荷馬車は暴走して、そのまま革命軍の本拠地になだれ込み、主人公たちは革命軍の英雄に祭り上げられるというラスト。アリスの正体は、革命軍の放った二重スパイであることが明らかになる。

例によって撃ち合いよりも退屈な殴り合いシーンが延々と繰り返されるばかり。ロバに乗って軍へ入隊しようとするティモシー・ブレントの情けなさがそのまま作品のレベルを物語っている。ポルノ女優カリン・シューベルトの入浴シーンだけが売り物のような品のない作品だ。