「帰って来た精霊(73)」

2020-09-13

BADA ALLA TUA PELLE , SPIRITO SANTO  (伊)「帰ってきた精霊」、RETUM OF THE HOLYT GOST(英)「帰ってきた精霊」劇場未公開

カテゴリー(Vassili Karis)

監督ロベルト・マウリ、脚本ロベルト・マウリ、撮影ジュゼッペ・ピノーリ、音楽カルロ・サビーナ、出演バジリ・カラス、アルド・ベルチ、ホセ・トレス、ケン・ウッド、クレイグ・ヒル

ジャンニ・ガルゴが主演し、アンソニー・アスコットが監督して制作された「精霊」は2代目の主役をバジリ・カラスが演じ、トリロジーとして3作品が制作された。さらにはこれらの作品の場面を組み合わせて「CORTE MARZIALE(73)」なる作品も同時に制作されているため、正確には4部作といってよいかもしれない。本作品はカラス主演の2作目にあたるのだが、本作でバジリ・カラスが演じる精霊は、ジョン・ガルゴの白いマント姿とも、第1作目でまとっていた、縞模様のメキシコ風ファッションともまったく異なる、イラストの様な普通のカウボースタイルで登場する。

彼の正体は、密命を帯びた軍人という設定。そのため、騎兵隊のスタイルで登場する場面も多いのだが、この騎兵隊の場面が他の作品でも盛んに転用されていた。山賊ディエゴ(レモ・キャピターニ)、率いる一味は、軍が輸送する金塊の強奪に成功する。しかし、奪った金塊は偽物にすり替えられていた。この事件の解決のために派遣されたのが、アルバート・ドノバン軍曹(バジリ・カラス)。彼は「精霊」と名乗りながら、調査を開始し、真の黒幕が、上司であるジョン・ミルズ大佐(クレイグ・ヒル)と銀行家(ホセ・トレス)であることを突き止めていく。ディエゴの部下たち、カクラ(アルド・ベルチ)、ガリバルディー(ケン・ウッド)、パストーレ(ジンベルト・ガリンベルチィ)、モルガン(リカルド・ペトラッチ)らイタリアや、フランスの革命家を名乗る連中は、なかなか個性的だが、この特性が全く生かされておらず、酒場や娼館で遊びまわる場面ばかりが繰り返され時間稼ぎをしているだけに終わっている。