「ろくでなしのための絞首台(69)」

UNA FORCA PER UN BASTARDO(伊)「ろくでなしのための絞首台」、 WHO KILLED ABRAHAM IVELSON (英)「誰が、アブラハムアイバーソンを殺したか」劇場未公開

カテゴリー(Dick Palmer)

監督アマシ・ダミアーニ、撮影アンヘロ・バイストリッチ、音楽ミケーレ・ラクレンツァ、出演ディック・パルマー(ミンモ・パルメラ)、バース・ウォーレン、リビオ・ロレンツォ、モニカ・ミルズ、カリン・パーカー

制作されたのちになんとフィルムが紛失し、ドイツで発見されたといういわくつきの作品。ミステリー仕立てになった、しっかりしたつくりの作品でありながら、あまり話題に上ることが少ないのは、こうした理由による。

ジャクソンビルの町で、人望ある牧場主アブラハム・アイバーソンが殺害される。保安官のアラン・フィリップ(ディック・パルマー)は、早速捜査を開始するが、容疑者として、町のボス、フォスター(リビオ・ロレンツォ)、メキシコ農民のエルナンデス(グアティエロ・ディスポーリ)や、謎の流れ者ボブ(バート・ウォーレン)らの名前が挙がるが、確固たる証拠がみつからない。やがてボブの正体は、アブラハム・アイバーソンの息子ボブ・アイバーソンで、父の仇を取ろうと町へやってきていたことが判明する。

ところが、本作にはもう一つのどんでん返しが待っていた。ボブ・アイバーソンには、ダン・アイバーソン(バート・ウォーレン二役)という双子の兄弟が存在していたのだ。ドイツ製のビデオテープは存在しているらしいが、鑑賞することが難しい作品の一つだ。音楽はミケーレ・ラクレンツァの哀愁たっぷりのトランペット曲で正統派マカロニウエスタンの雰囲気を高めてくれている。