「奴の名は誰だ(71)」

IL SUO NOME E QUALCUNO(伊)「奴の名は誰だ」、LAST REVEL(英)「最後の反乱」劇場未公開

カテゴリー(athlete)

監督デニス・マッコイ 、脚本ウォーレン・キーファー、撮影カルロ・カルリーニ、音楽ジョン・ロードとトニー・アシュトン、出演ジョー・ナマス、ウッディ・ストロード、ジャック・エラム、タイ・ハーディン、ビクトリア・ジョージ

プロフットボールチーム、ニューヨークジェッツでクォーターバックとして活躍していた名選手ジョー・ナマスを主演に、豪華なキャストを配置してつくられた快作。

南軍の脱走兵ホリス・バーンサイド(ジョー・ナマス)とマット・グラベス(ジャック・エラム)は逃亡の途中でリンチされそうになっていた黒人奴隷ダンカン(ウッディ・ストロード)を助ける。仲良く旅を続けていた3人組だったが、ビリヤードで得た金の配分をめぐって仲間割れ、黒人奴隷ダンカンと同じ分け前に満足しないマットが金をさらって逃走したのだ。

K.K.K.の追跡を逃れたホリスとダンカンは、やがて悪徳保安官(タイ・ハーディン)と組んだマットと対決することになる。燃え盛る炎をバックにかつての仲間同士が戦うラストはなかなかの迫力だ。俳優に転向後、大成することはなかったジョー・ナマスだが、本作品ではスポーツ選手らしく明るい雰囲気で好演、マカロニガンマンとしての陽性の魅力を発揮している。人種差別問題を前面に押し出した物語展開になっているが、前半旅をしていた時のマットと金を持ち逃げして悪役となった後のマットの人格が大きく変容する点に違和感があり、その点は、脚本に問題ありだ。