「銃声の道を行く4人(68)」

I QUATTRO SUL SENTIERO DI SPARO(伊)「銃声の道を行く4人」、FOUR RODE OUT(英)「道を外れた4人」劇場未公開

カテゴリー(Julian Mateos)

監督ジョン・ペイサー、脚本ドン・バラック、ポール・ハリソン、撮影ラファエル・パチェコ、音楽フランコ・ジュリアン、出演パーネル・ロバーツ、ジュリアン・マティオス、レスリー・ニールセン、スー・リオン

正確にはマカロニウエスタンではなく、スペインと米国の合作。しかも、撃ち合いを見せ場にするのではなく、苛酷な砂漠でのサバイバルをテーマにした冒険活劇となっている。西部劇の雰囲気とは異なっているが、個性的な4人の登場人物が葛藤する人間ドラマに仕上がっている。

主要な4人の登場人物は、銀行強盗を犯して砂漠に逃げ込んだメキシコの若者フェルナンド(ジュリアン・マティオス)、彼を逮捕しようとする保安官ロス(パーネル・ロバーツ)、フェルナンドを説得しようと同行した恋人マイラ(スー・リオン)、そして魚夫の利を狙うピンカートン探偵社のエージェント、ブラウン(レスリー・ニールセン)である。人気TVドラマ「ボナンザ」で長男のアダムを演じたパーネル・ロバーツや「裸の拳銃シリーズ」で知られるレスリー・ニールセンらハリウッドの個性派俳優をキャスティングした演出が異色。

特に全くのおふざけ抜きで、マイラを暴行したり、貴重な水を独り占めにしようとして台なしにし、一向を危険なサバイバルへと導いてしまう徹底的な悪党ブラウン役をレスリー・ニールセンが、憎々しげに演じている。ラストも意外な結末を迎えるが、残念ながらアクションに見るべきものはない。