「昔野蛮な西部で(69)」

C’ERA UNA VOLTA QUESTO PAZZO PAZZO WEST(伊)「昔野蛮な西部で」、 ONCE UPON A TIME IN THE WILD,WILD WEST(英)「昔野蛮な西部で」劇場未公開

カテゴリー(Gordon Mitchell)

監督エンゾ・マタッツィ、脚本カルロ・バルティエリ、撮影ウーゴ・ブルネリ、音楽フランチェスコ・サンタッチ、出演ゴードン・ミッチェル、ビンセント・スコット、デニス・コルト、ラッキー・マクマレー

これは超話題作。数多くの愚作、駄作、凡作が連なるマカロニウエスタンの中でも最低の作品という称号を勝ち得たものがこの作品なのだ。

牛小屋に住むジョーとリコ(デニス・コルト、ビンセント・スコット)の二人は母親の命令で一家が引っ越しをする場所を探しに西部の町へやってくる。が、そこでは従兄弟のビル(ゴードン・ミッチェル)とおかまのブラッキー(ラッキー・マクマレー)が争っており、ジョーとリコもその土地争いに巻き込まれる。しかし、ビルの経営する酒場を手伝ううちに二人はそれぞれ酒場娘たちといい仲になっていく。

やたらと叩き合う支離滅裂で無意味なシーンが重なる上、不快感を与えるような奇声や、品のない画面が続く。監督のエンゾ・マタッツィは、マイルズ・ディーンの別名という話もあるが。この作品に比べたらディーン監督のワースト作品群がまだましに思えてくるほどだ。本作は商業作品として本当に公開されたのだろうか?最低の作品と噂される駄作には必ずといっていいほどゴードン・ミッチェルの名前をキャストの中に見つけることができるが、ここにも、彼の作品を選ばぬ姿勢が表れている。