「おい、友よ、貴様はもう死んでいる(71)」

EHI AMICO…SEI MORTO!(伊)「おい、友よ、貴様はもう死んでいる」、HEY AMIGO !A TOAST TO YOUR DEATH!(英)「おい、友よ、貴様はもう死んでいる」劇場未公開

カテゴリー(Wayde Preston)

監督ポール・マックスウェル(パオロ・ビアンキーニ)、脚本レナート・サビーナ、パオロ・ビアンキーニ、撮影セルジオ・ド・オフィージ、音楽カルロ・サビーナ、出演ウエイド・プレストン、リック・パタグリア、マルコ・ザネリ、アルド・ベルチ、ラフ・バルダサーレ

アメリカ製のテレビシリーズ西部劇「コルト45」で主演していたウエイド・プレストン。マカロニウエスタンに出演を始めてからは、悪役や脇役を演じることが多かった彼が単独で主演した作品。

ウイリアムス保安官(ウエイド・プレストン)が守っ ているのは、女性や子供、年寄ばかりの小さくて穏やかな町だ。町の運営資金が届けられるその日、情報を嗅ぎつけたバーネット(リック・パタグリア)率いる強盗団が町を占拠、町民を人質に立てこもった。ウイリアムスは人質のために手出しができず、バーネット一味に金を奪われてしまう。このままでは町の運営が滞ってしまう。町民の切なる願いを背に、ウイリアムス保安官は逃走した一味の後を追う。

途中で出会った太っちょのメキシコ人ロコ(マルコ・ザネリ)の助力を得ながら、一味を追い詰めた保安官は、倒した敵の部下の装束をまとってバーネットを欺くというトリックプレーで一味を倒してしまう。あまりに早く敵である強盗団を倒してしまうので、その後の展開を危惧していたら、強盗団の手下の一人ブラック(アルド・ベルチ)が金を持ち逃げしていたことが明らかになり、保安官はロコと一緒に今度はブラックの追跡を始める。撃ち合いの場面も多く、渋いウエイド・プレストンもマカロニらしい味を出している。未公開マカロニウエスタンの中では標準以上といってよいだろう。

しかし、バーネット一味との対決、ブラックの追跡、そして最後にはロコの裏切りとテーマがころころと変わり、物語全体を貫く芯がないため、エピソードをつなぎ合わせたツギハギ作品の印象を受けてしまう。追跡の場面や殴り合いの場面などが長く続きテンポが悪い。そうしたマイナス面も目立つ作品だ。