「神よ我が拳銃を赦したまえ(69)」

DIO PERDONA LA MIA PISTOLA(伊)「神よ我が拳銃を赦したまえ」、GOD WILL FORGIVE MY PISTOL(英)「神よ我が拳銃を赦したまえ」劇場未公開

カテゴリー(Wayde Preston)

監督マリオ・ガリアッツォ、レオポルド・サボーナ、脚本マリオ・ガリアッツォ、レオポルド・サボーナ、撮影ステルビオ・マッシ、音楽バスコ&マンキューソ、出演ウエイド・プレストン、ロレダナ・ヌシアク、ダン・バディス、ホセ・デ・サンチェス、ジョン・マクダグラス

コンビの監督によって作られた珍しい作品。マリオ・ガリアッツォが監督していたのだが、製作費の不足で中断していたものをレオポルド・サボーナが引き継いで完成させたというのが真相。強盗事件の真相を追究するため保安官の父(ジョン・マクダグラス)から依頼されたテキサスレンジャーのジョニー・ブレナン(ウエイド・プレストン)は、父と協力して事件を調査するうちに真犯人が町のボスであるチャーリー・クレイトン(ホセ・デ・サンチェス)であることをつきとめる。

強盗事件は、クレイトンが農夫プレスコット(ホセ・トレス)の土地に流れる水の権利を手に入れるためにプレスコットを無実の罪に陥れる目的で仕組んだことだったのだ。真相を暴いたブレナン親子は、必殺の秘密兵器である飛び出しナイフを仕込んだハットでクレイトンを倒し、無実を晴らす前に殺されてしまったプレスコットの仇を討つ。

「必殺の用心棒(66)」と同じく秘密諜報部員の活躍を描く007の影響を受けた作品だけに、主人公が傷病兵、医師、床屋など様々な変装ぶりを見せるのが特徴。また、鏡を仕込んだテンガロンハットや、松葉杖型のライフル、ラストで生きるナイフをスプリングで打ち出す新兵器なども次々に登場する。特にバックミラーつきのハットは、後ろの敵を察知したり、太陽光を反射させて敵の目をくらませたりと随所で活躍する。

悪徳保安官助手(ダン・バディス)との対決や、リビオ・ロレンツォら悪党のラミレス3兄弟の一掃など、本筋とは関係ないエピソードが所々で挿入されたり、次から次へと不自然に人が撃ち殺されていくラストの処理など、いささか乱雑な筋立てに違和感が残るが悪さが感じられるが、カッコいい主題歌とタフな主人公、撃ち合いや決闘など全体的にはマカロニらしい面白さが盛り込まれた作品だ。