「アラモ砦への道(66)」

LA STRADA PER FORT ALAMO(伊)「アラモ砦への道」、 ARIZONA BILL(英)「アリゾナビル」劇場未公開

カテゴリー(Ken Clark)

監督マリオ・バーバ、脚本リビア・コンタルディ、エンゾ・ギカ、フランコ・プロスペリ、撮影バッド・サード、音楽ピエロ・ウミリアーニ、出演ケン・クラーク、ジェニー・クレア、ミッチェル・ルモワン、アントニオ・グラドリ、アルベルト・セベーニ

怪奇映画の巨匠マリオ・バーバは3本のマカロニウエスタンを作っているが、どれも出来は今一つ。この作品も騎兵隊とインディアンの戦いを中心に扱っており、マカロニウエスタンらしい雰囲気はほとんど感じられない。

南北戦争が終結し帰還する途中のバッド・マサディ(ケン・クラーク)は、インディアンによって全滅させられた兵隊たちの亡骸を発見する。そこで、15万ドルを受領するための命令書を発見したマサディは、町の無法者たちの仲間に入り、命令書と騎兵隊の制服を利用して銀行から15万ドルをだまし取ろうとする。しかし、その過程で無法者のリーダーだったペニー・カーソン(ミッチェル・ルモワン)が老婆を射殺したことをめぐって仲間割れ。マサディと相棒のスリム(アルベルト・セベーニ)はそのトラブルがもとで荒野に置き去りにされる。それを助けたのは、アラモ砦に向かう途中の騎兵隊の一行だった。

一行には、殺人未遂で連行されていたジャネット(ジェニー・クレア)もいたが、彼女の罪は暴行しようとした兵士に対する正当防衛だった。マサディとスリムは隙をみて一行から逃げ出そうとするが、道中をインディアンの大群が襲って来た。ジャネットと心を通わせるようになっていたマサディは、命を懸けてインディアンを迎え撃つ決意を固めるのであった。

アラモといってもアラモ砦をめぐる壮絶な攻防戦は関係なく、ガンプレイや決闘のシーンも皆無。途中で一向に合流してきたカーソンとラストは対決ということになるが、仲間の一人ワーウイック軍曹(ディーン・アードー)が背後からカーソンを撃って決着がつくという、マカロニにあるまじき決着の付け方だ。