「馬に乗った7人の悪魔(69)」

I SETTE DEL GRUPPO SELVAGGIOTORNADO(伊) 「馬に乗った7人の悪魔」、TORNADO(英)「竜巻野郎トルネード」劇場未公開

カテゴリー(Dean Stratford)

監督ジャンニ・クレア、脚本ジャンニ・クレア、撮影シルビオ・プラスケッティ、アーノルド・ロッティ、音楽ステルビオ・チプリアーニ、出演ディーン・ストラトフォード、マリオ・ブレガ、ゴードン・ミッチェル、フェミー・ベニッシュ、ピノ・マッティ、マウリツィオ・トッテイ

ジャンニ・クレア監督、ディーン・ストラトフォード主演ということを聞いただけで作品のレベルも推し量られるだろう。他作品画面や音楽の使い回しと、破綻したストーリー展開は、相変わらずのジャンニ・クレア作品の悪しき典型といえる。

悪党クーパー(ゴードン・ミッチェル)が率いる一味が恐怖を振りまく西部の町で、二人の男が立ち上がる。ジェフ・マクニール(ディーン・ストラトフォード)と相棒の大男トルネード(マリオ・ブレガ)だ。二人は、クーパーの子分たちをぶちのめし、町民と協力してクーパー一味を壊滅させる。ジェフは、クーパーを1対1の決闘で倒し、恋人のロージー(フェミー・ベニッシュ)と旅立っていく。

やたらと新しい登場人物が現れてころころと場面も入れ替わるが、クレアが多用する画面使い回しの結果そうなるのは当然で、これでまともな作品になるはずもない。開幕からの10分間はアメリゴ・アントンが監督した「LA LUNGA CAVALCATA DELLA VENDETTA(72)」の画面そのままが使われているが、他監督の作品をこれだけ使用するということは、犯罪ではないのだろうか?

音楽も聞き慣れたチプリアーニの曲の使い回ししばかり。ガンプレイも近所の空き地で撃ち合いごっこをしている迫力の無い画面を使いまわすことに終始している。まあ、ゴードン・ミッチェルとストラトフォードの1対1の決闘シーンだけはクレア監督が演出しているようである。