「棺桶一杯のドルのために(72)」

PER UNA BARA PIENA DI DOLLARI(伊)「棺桶一杯のドルのために」、SHOWDOWN FOR BADMAN(英)「悪党との対決」劇場未公開

カテゴリー(Jeff Cameron)

監督マイルズ・ディーン、脚本トニノ・リッチ、マイルズ・ディーン、撮影アリステッド・マサセッチ、音楽カリオラノ・ゴーリ、出演クラウス・キンスキー、ジェフ・キャメロン、ハント・パワーズ、ゴードン・ミッチェル

マイルズ・ディーン監督の量産作品の一つ。クラウス・キンスキー主演と銘打ってあるが、彼はいつも通りの悪役。実際の主演はジェフ・キャメロンである。山賊の焼き打ちで家族を殺された南北戦争帰りのネバダ・キッドことジョージ・ハミルトン(ジェフ・キャメロン)は、犯人の手掛かりであるオルゴール付きの懐中時計を手に犯人の捜索に奔走する。

キッドが復讐をねらっていることを知った黒幕のハーゲン(クラウス・キンスキー)と、山賊のタマヨ(ハント・パワーズ)一味は、逆にキッドに殺し屋を差し向ける。キッドは、相棒の賞金稼ぎジョン(ゴードン・ミッチェル)の協力を得て、一味に挑戦する。途中、誘拐された娘モニカ(シモーヌ・ブランデル)の救出などもからみ、ストーリーらしきものが存在しているだけでもマイルズ・ディーン監督作品としては合格点。

その他のディーン監督作品に比べると今回は場面の使い回しも少なく、柵を跳び越えながら背後の敵を撃つようなガンプレイのシーンも多いので比較的面白く見られる。その他、途中でキンスキーから殺されてしまうが、珍しいメキシコ山賊の親分タマヨ役をハント・パワーズが演じているのも面白い。