「神はコルト45(72)」

LA COLT ERO IL SUO DIO(伊)「神はコルト45」、GOD IS MY COLT.45(英)「神はコルト45」劇場未公開

カテゴリー( Jeff Cameron)

監督ディーン・ジョーンズ(ルイジ・バチェラ)、脚本アルファッド・デ・リソ(ルイジ・バチェラ)、撮影ジョルジョ・モンタグナーニ、音楽バジリ・コイウカロフ、出演ジェフ・キャメロン、ドナルド・オブライエン、クリスタ・ネル、イスメラルダ・バロス

ジェフ・キャメロン主演の作品で、政府のエージェントである主人公ジャクソンが、金の強奪をたくらむ酒場のオーナーであるメキシコ人とドナルド・オブライエン一味の企みを阻止する話。といいながら、ドナルド・オブライエンは中盤で殺されて出番がなくなり、その後は悪役がころころと入れ替わる。

画面が変わると主人公のかぶっているテンガロンハットの形が変わっていたり、主人公の持っている拳銃がカットによって変わっていたりする場面が何ケ所もある。これは、本作品が同時期に同じスタッフ、キャストで作られたルイジ・バチェラ(パオロ・ソルベイ)の監督作品「ANCHE PER DJANGO HANNO UN PREZZO(71)」や「QUALLE SPORCHE ANIME DANNATE(72)」の借用作品であるからだ。

それだけに、うんざりしてしまうシーンが多い。ラストのメキシコ山賊との銃撃戦は「ANCHE PER DJANGO HANNO UN PREZZO(71)」と全く同じ。手前を流れる川に弾丸を撃ちこみ、弾が届かないと思わせておいて相手がバリケードから出て来たところをファニングで倒すというちょっと工夫した見せ場も「QUALLE SPORCHE ANIME DANNATE(72)」と同じである。

どちらがオリジナルかは不明だが、最初から意図的に3本まとめて制作されたものと推測される。このあたりのレベルの作品になるとマカロニウエスタンは粗製乱造と揶揄されたのも当然と納得できる。日本公開されるレベルであるはずもない。