「サルタナを狙う4人の殺し屋(69)」

E VENNERO IN QUATTO…PER UCCIDERE SARTANA(伊)「サルタナを狙う4人の殺し屋」、FOUR COME TO KILL SARTANA(英) 「サルタナを狙う4人の殺し屋」劇場未公開

カテゴリー(Jeff Cameron)

監督マイルズ・ディーン、脚本ディモフィロ・フィデーニ、ルイジ・クレアチン、撮影フランコ・ビラ、音楽イタロ・フィスチェッティ、出演ジェフ・キャメロン、ダニエル・ジョルダーノ、デニス・コルト

クレイトンシティの市長にフランク・コロニー(フランコ・リッチ)の就任が発表されたその席で、彼のいとこスージー(シモーヌ・ブランデル)が誘拐される事件が起こる。どうやら身代金目当ての犯行らしい。そこで人質の救出のために雇われたのが高名なガンマンサルタナ(ジェフ・キャメロン)。しかし、敵も逆にサルタナを倒すために早撃ちのガンマン、シルキー(デニス・コルト)、をはじめとしてナイフの名手ラミレス(セルソ・ファリア)、ムチ使いのバッファロー(ロバート・ダニッシュ)、ボクサーのジョン・L・サリバン(ピーター・トレス)4人を送り込んでくる。彼らを雇うボスが常に顔を画面に見せないのが、この作品のミソ。後半に、誘拐はフランクが自ら仕組んだ自作自演の犯行であることが明らかになる。

三人の刺客はあっけなく返り討ちにして、ラストはサルタナとシルキーによる1対1の対決。決闘で主人公が敗れたと見せながらも、実は・・というパターンは西部劇や時代劇の定番だが、本作は敵が馬に乗って去ろうとするところまでいった段階で落馬して絶命、逆に倒れ伏していた主人公がそこから起き上がってくるという呆れるほどもったいぶった結末が待っている。これも、ディーン作品だからといえば、それまでだが、あまりに過度な演出ぶりには笑いが出てしまう。

音楽も「さすらいの一匹狼(66)」など他作品の使い回しにすぎず、素人が趣味でつくったような作品だが、本作と「PASSA SARTANA…E’L’OMBRA DELLA TUA MORTE(68)」の2作で、ジェフ・キャメロンがブ演じるブロンドヘアーのサルタナの個性は印象に残る。ちなみに、ボクサー、ジョン・L・サリバンは、実在の初代ボクシングヘビー級チャンピオン、演じている筋骨隆々のピーター・トレスの本名はピエトロ・トリッシー、マカロニでは手下の中によく見る顔だ。