「孤独な戦士リンゴ(67)」

2019-12-18

RINGO IL CAVALIERE SOLITARIO(伊)「孤独な戦士リンゴ」、RINGO,THE LONE RIDER(英)「孤独な戦士リンゴ」劇場未公開

カテゴリー(Peter Martell)

監督ラファエル・ロメロ・マルチェント、脚本エドワルド・ブロチェロ、マリオ・カイアーノ、撮影エマニュエル・デ・コーラ、音楽フランチェスコ・デ・マージ、出演ピーター・マーテル、ピエロ・ルッリ、デラニク・ザウラコウスカ、パオロ・ヘルツール、アーマンド・カルボ、ミグエル・デル・カスチーロ、アルフォンゾ・ロハス、ヘスス・ピエンテ

南軍崩れのならず者ビル・アンダーソン(アーマンド・カルボ)率いる盗賊一味が銀行を襲う。一味は、町の実力者コーベット大佐(ヘスス・ピエンテ)が陰で操っており、保安官(アントニオ・ピカ)らが追跡しても返り討ちにあってしまう。この銀行襲撃の一部始終を遠くから目撃していたのが、リンゴこと北軍出身の元兵士アラン・ブライト(ピーター・マーテル)。彼は、盗賊団に弟のマイケル(パオロ・ヘルツール)が加わっていることを聞き、その事実を確かめようとしていたのだ。マイケルは、一味に加わっているだけではなく、コーベット大佐と無理やり結婚させられていた若き妻のルーシー(デラニク・ザウラコウスカ)と道ならぬ恋に落ちていた。

悪の一味から何とか弟の足を洗わせようと苦慮するアランは、コーベット大佐(ヘスス・ピエンテ)から、一味の動向を探り出すため、一味の賞金を狙う賞金稼ぎダニエル・サミュエルソン(ピエロ・ルッリ)と組むことにした。コーベット大佐を倒した二人は、ルーシーから情報を得て、逃亡を続けるアンダーソン一味を追跡する。しかし、一味は無抵抗なモルモン教徒の集団を皆殺しにして、一行になりすますほど凶悪さを増していた。マイケルもそのやり方に嫌気がさしていたのだが、もはや足を洗えぬところまで来てしまっていた。

アンダーソン一味のアジトを襲撃したアランとダニエルは、手下たちを次々に撃ち倒し、ボスのアンダーソンもダニエルが倒す。ついに1対1で向かい合ったアランとマイケル。投降を促すアランの説得に耳を貸さず、もはや後戻りはできぬとアランに拳銃を向けるマイケル。アランの危機を感じたダニエルは、遠距離からライフルでマイケルを狙い撃ち、兄弟の争いは終結を迎えるのだった。

題名と違って、主人公リンゴことアランは、ひとりぼっちではなく、相棒のダニエルと終始コンビで戦う。定石通りのストーリー展開、適度に盛り込まれたガンファイトシーンなど、安心して見られる典型的B級マカロニウエスタンだ。そんな中で、フランチェスコ・デ・マージの音楽はトランペットを基調にした気合の入った曲で、聞きごたえがある。