「テキサス荒野の流れ星(67)」

2019-12-18

IL MAGNIFICO TEXANO(伊)「勇敢なテキサス野郎」、MAGNIFICENT TEXAN(英)「勇敢なテキサス野郎」劇場未公開

カテゴリー(Glenn Saxson)

監督ルイス・キング(ルイジ・カプアーノ)、脚本ルイジ・カプアーノ、ロベルト・キートン、撮影パブロ・リポール、音楽フランク・メーソン(フランチェスコ・デ・マージ)、出演グレン・サクソン、バーバラ・ロイ、ジョージ・グリーンウッド、マッシモ・セラート、ベニー・デウス、ルイス・インドーニ、グロリア・オスナ

ひげをそり落としたグレン・サクソンが黒覆面にポンチョという子供向けのキャラクタースタイルで活躍する「ゾロ」タイプのマカロニ。

ならず者ブラッキー(マッシモ・セラート)を手先にした判事ウイルキンス(ベニー・デウス)が牛耳るサンタクララの町にファッションデザイナーのマヌエル(グレン・サクソン)がやって来る。表面では気弱な紳士を装うマヌエルだったが、その裏では黒覆面で素顔を隠した義賊デスペラードと名乗り、幼い日に両親を殺し、屋敷に火を放った犯人を捜索していたのだ。

やがて両親の仇ブラッキーを陰で操っていたのはウイルキンス判事であることが明らかになるのだが、ウイルキンスの娘イブリン(バーバラ・ロイ)は、マヌエルの幼馴染でお互いに相思相愛の中だった。仇討ちよりもイブリンとの愛を成就させる道を選んだマヌエルは、二人で町を離れるものの、その後をウイルキンスに命じられたブラッキー一味が追う。ついに、逃避行の際の銃撃戦で、イブリンは傷を負い、マヌエルもメキシコ農民を人質に取られて絶体絶命の危機に陥ってしまう。

さっそうとしたヒーローぶりを見せるグレン・サクソンだが、恋人イブリンとの平和な生活を夢見て途中で復讐にかける執念がトーンダウンしたり、ガラスを割って部屋に跳び込んだのは良いが、そのときに負った傷で正体を見破られたりとなかなか意気が上がらない。ラストのピンチも保安官(ルイス・インドーニ)の通報で駆け付けた軍隊から助けられるというマカロニにあるまじき結末になる。音楽担当は、フランチェスコ・デ・マージだが、これも残念ながらデ・マージ節の使い回しだ。