「インカ帝国の遺産(65)」

VIVA GRINGO(伊)「アメ公万歳」、LEGACY OF THE INCZS(英)「インカ帝国の遺産」劇場未公開

カテゴリー(Guy Madison)

監督ジョージ・マリシュカ、脚本ジョージ・マリシュカ、フランツ・マリシュカ、ウインフィールド・グロス、撮影ジーグフリード・ホルト、音楽フランチェスコ・ラバニーノ、出演ガイ・マディスン、リック・バタグリア、フェルナンド・レイ、フランシスコ・ラバル、ハインツ・アーハルト、ラフ・バルダサーレ、クリス・ハウランド

「インカ帝国の遺産」という英語の題名が示すように、南米を舞台にした冒険活劇。インカ帝国の王となるべき末裔が神聖な儀式の最中に暗殺された。この事件をきっかけにインカ帝国の復活を目論む反乱が噂されはじめる。

この暗殺事件は、盗賊ガンブシノ(フランシスコ・ラバル)と革命家を名乗る悪党ペリーヨ(リック・バタグリア)が企てたものだった。彼らは、インカ帝国に隠された財宝を手に入れるために、政府とインカの末裔との間に亀裂を生じさせようとしていたのだ。事の重大さを感じたペルーのカスティーヨ大統領(フェルナンド・レイ)は、アメリカの冒険家カール・ハンセン(ガイ・マディスン)に、インカの一族を説得し、事態を収束させることを依頼する。ハンセンは、インカの王族の血を引きウツマという別名も持っていた。無益な反乱をやめさせるため、ハンセンは相棒のインディアンジェロニモ(ラフ・バルダサーレ)と協力してガンプシノ、ペリーヨの一味に挑戦する。

インディアンと白人の争いに乗じてひと儲けをたくらむ悪党たちを正義の保安官が倒すという、米国製のB級西部劇によくあるストーリーをそのままインカ帝国に置き換えた作品で、主人公を演じるガイ・マディスンは、いつものカウボーイスタイル。そうした意味では本作を西部劇の範疇に加えても問題ないだろう。ラバニーノの音楽は、軽快で明るい冒険活劇の雰囲気を盛り上げている