「ジョニー・リンゴを殺せ(66)」

UCCIDETE JOHNNY RINGO(伊)「ジョニー・リンゴを殺せ」、KILL JOHNNY RINGO (英)「ジョニー・リンゴを殺せ」劇場未公開

カテゴリー(Brett Halsey)

監督フランク・G・カロル(ジャン・フランコ・パルダネロ)、脚本アルバド・ウイルソン、ジャン・フランコ・パルダネロ、撮影ラファエル・マスティオッティ、音楽ピッポ・カルーソ、出演ブレット・ハルゼイ、バーバラ・ロイ、グレタ・ポーリーン、ニノ・フスカーニ、アンジェロ・レッシー、ウイリアム・ボガート、リー・バートン

同じ監督作品である「BLACK JACK(68)」と比べて善悪のはっきりした、米国製に近い雰囲気の単純明快なマカロニウエスタン。

10ドル紙幣の印刷原版とともに、銀行員が失踪した後に、偽札が出回るという事件が起きる。テキサス・レンジャーのジョニー・リンゴ(ブレット・ハルゼイ)は、偽造紙幣を製造する一味の企みを阻止する特命を帯びて悪の町に派遣される。酒場のポーカーゲームで、偽札が使われたことからリンゴは、一味の黒幕は酒場の経営者であるジャクソン(アンジェロ・レッシー)であるとつきとめるが、真相を証言できる者は、酒場の歌姫アニー(グレタ・ポーリーン)だけ。当然ジャクソンは、アニーを囲い者にして、彼の支配下に置いている。しかし、純朴な若者レイ・スコット(ニノ・フスカーニ)が、アニーと相思相愛になり、二人でメキシコへ逃亡を図ろうとする。リンゴも、レイの姉クリスティン・スコット(バーバラ・ロイ)と心を通い合わせるようになり、スコット姉弟の抹殺を図るジャクソン一味から若い恋人達を守りながらが、悪を一掃する。

相棒だった保安官パーカー(リー・バートン)が偽札づくりの一味であったことが最後に明らかにされ、ライフルを駆使して撃ち合うラストの銃撃戦もけっこう派手な見せ場になっている。とは、いうものの、リンゴは、つきつけた銃を奪われたり、後ろからなぐられて気絶したりと、けっこうポカをやらかす、いささか頼りない主人公。守ってやるはずのアニーが撃ち合いに加わって殺されてしまうという結末になってしまい、ヒーローであるリンゴの情けなさがけっこう目立ってしまう作品だ。タイトルに流れるピッポ・カルーソの音楽も、調子はずれで拍子抜けしてしまう。