「呪われたあの復讐の日(71)」

QUEL MALEDETTO GIORNO DELLA RESA DEI CONTI(伊)「呪われたあの復讐の日」、 VENDETTA AT DOWN(英)「復讐の終焉」劇場未公開

カテゴリー( George Eastman)

監督ウイリー・S・リーガン(セルジオ・ガローネ)、脚本ルイジ・マンギーニ、セルジオ・ガローネ、撮影グリエルモ・マンコーリ、アリステッド・マサセッチ、音楽フランチェスコ・デ・マージ、出演ジョージ・イーストマン、タイ・ハーディン、リー・バートン、コスタンザ・スパダ、ブルーノ・コラッツァーリ、ローラ・トロッセリ、ジャン・ルイス、ネロ・パッツォフィーニ

医者となってサンフランシスコから帰って来たジョージ・ベンソン(ジョージ・イーストマン)は、婚約者のローリー(ローラ・トロッセり)といっしょに兄ジョナサン・ベンソン神父(タイ・ハーディン)の牧場に身を寄せる。しかし、金が発見されたと噂されるこの町は荒くれ鉱夫たちによって無法の巣窟と化しており、町の秩序回復を目指して布教を続けるジョナサンの努力も徒労に終わろうとしていた。

ジョージの説得で彼らとともにサンフランシスコへの移住を決心したジョナサンだったが、移住のための預金を下ろすところを一獲千金を狙う金鉱堀のロッド・ファーガス(ブルーノ・コラッツァーリ)とピーター・ファーガス(リック・ボイド)のファーガス兄弟から目撃されてしまう。金鉱探しの資金が底をついていたファーガス兄弟は、ジョナサンの金を奪おうと画策しはじめる。留置所を襲撃し、入牢中の駅馬車強盗ラルフ・バリー(ネロ・パッツォフィーニ)を脱獄させると、証拠となるライフルを奪うファーガス兄弟。自分たちの罪をラルフに着せるためだった。周到な準備をしたファーガス兄弟は、ジョージの往診中を狙い、ベンソン牧場を襲撃。ジョナサンの息子ジョニーを除いて全員を殺害してしまう。ローラは、ロッドから暴行された上に殺されるという残虐さだった。これを知った、ジョージは、人の命を助けるはずの医師の使命を捨て、人の命を奪う拳銃を手にするのだった。

一旦は、犯人と目されるラルフを殺そうとするが、保安官(リー・バートン)の制止によって真犯人がファーガス兄弟であることをつきとめ、憎きロッドを追い詰める。素手で殴り合い、ついに止めを刺そうと石を手にしたその瞬間、彼は再び医師の使命に目覚める。このラストが、単なる復讐物語とは一線を画すこの作品の長所だ。

ベンソンが途中で赤ん坊の出産に立ち会うシーンも挿入され、マカロニなりに命について描こうとする試みは評価できる。ただし、残念なことにフランチェスコ・デ・マージの音楽は「IL MOMENTE DI UCCIDERE(68)」のテーマソング「WALK BY MY SIDE」がそのまま使い回しされているため、せっかくの作品の質がこれだけでワンランクダウンしてしまった。