「さすらいの盗っ人野郎サンタナ/サンタナ荒野の三悪党(70)」

LO IRRITARONO…E SANTANA FECE PIAZZA PULITA(伊)「サンタナが、全てにケリをつける」、SANTANA KILLS THEM ALL(英)「サンタナが、全てにケリをつける」劇場未公開、TV/DVD公開題名「さすらいの盗っ人野郎サンタナ/サンタナ荒野の三悪党」

カテゴリー(Gianni Garko)

監督ラファエル・ロメロ・マルチェント、脚本ホーキン・ロメロ・マルチェント、撮影グリエルモ・マンコーリ、音楽マルチェロ・ジョンビーニ、出演ジャンニ・ガルゴ、ウイリアム・ボガート、マリア・シルバ、クリス・ヒュエルタ、ラフ・バルダサーレ、クリスチィーナ・ロザーニ

ジャンニ・ガルゴの主演に加えて主人公の名前がまぎらわしいためにサルタナシリーズの1本と間違われることもあるがこれは全くの別物。監督がラファエル・ロメロ・マルチェント、脚本はホーキン・ロメロ・マルチェント、という兄弟によって制作された作品としても注目できる。

10万ドルを奪った容疑で追い詰められ廃墟に立てこもった二人組サンタナ(ジャンニ・ガルゴ)とマルコス(ウイリアム・ボガート)はカードでくじを引いて飛び出す順番を決め、互いに無事ならば落ち合おうと場所の約束をして別れ別れになる。強欲な保安官助手スミス(クリス・ヒュエルタ)を取り込んで脱獄したマルコスは、サンタナと合流し、二人組の10万ドルを奪ったバートン兄弟(ラフ・バルダサーレ二役)の後を追う。

バートンの弟から、金を持ち逃げした兄フレッドの行方を聞き出した二人だったが、肝心のフレッド・バートンも、乗っていた駅馬車を凶悪なカービー一家に襲われ、10万ドルをカービーたちに奪われてしまっていた。たまたまカービー一家に出くわしたことで二人組は、棚ぼた式に10万ドルを取り戻すことができるのだが、今度は、旅の途中で知り合った酒場の女主人マリア(クリスチィーナ・ロザーニ)から、金を持ち逃げされてしまうという新展開。ラストは、やっとかぎつけたマリアの酒場を二人で叩き壊してエンドとなる。

凶悪なカービー一家がサンタナとマリアのキャンプを襲い、馬と食料を巻き上げようとするものの、サンタナとマルコスは、彼らを上回る悪党だったという展開はなかなか痛快。サルタナシリーズものの凄みや迫力とは比べることはできないレベルだが、脚本は練られており、楽しく観ることができる。マルチェロ・ジョンビーニ作曲のテーマも、軽快なマカロニムード漂う佳作だ。