「明日、皆が道で貴様の未亡人にお悔やみをいうことになるだろう(72)」

DOMANI,PASSO A SALUTARE LA TUA VEDOVA…PAROLA DI EPIDEMIA(伊)「明日、皆が道で貴様の未亡人にお悔やみをいうことになるだろう」、MY HORSE,MY GUN,YOUR WIDOW(英)「俺の馬、俺の拳銃、貴様の未亡人」劇場未公開

カテゴリー( Craig Hill)

監督ジョン・ウッド、脚本ホアン・ボスチ、サウロ・スカボリーニ、撮影ジョルジョ・トンチ、音楽ブルーノ・ニコライ、出演クレイグ・ヒル、クリス・ヒュエルタ、クラウディア・ラング、ロザリオ・ボレリ、ペドロ・マリ・サンチェス

英題名「俺の馬、俺の拳銃、貴様の未亡人」でも知られる。内容は迫力に欠け“一匹狼”のクレイグ・ヒルのイメージをこわしてしまう凡作。偽医者のサクソン(クレイグ・ヒル)は、金庫破りの小男ドノバン、山賊のカラスコ(クリス・ヒュエルタ)と組んで銀行の金庫破りを企てるがカラスコの裏切りですべての金を持ち逃げされてしまう。

数年後、刑務所に護送中のカラスコの弟ドグ(ロザリオ・ボレリ)を拉致したサクソンは、ドノバンの遺児ルイス(ペドロ・マリ・サンチェス)を仲間に加えてカラスコの後を追う。金が馬車の車輪に替えられたことを発見するものの、金の車輪をもつ馬車は、カラスコの情婦デボラ(クラウディア・ラング)に持ち逃げされてしまう。しかし、馬車はメキシコの農民から奪われ、さらに軍に取り返されと二転三転、結局、軍人に化けて金を取り戻したサクソン、カラスコ、ルイスが奪った金を抱えて逃げていくラスト。

ラストの処理は、完全なコメディなのだが、途中弟のドグを殺されて怒り狂ったカラスコが手下たちをライフルの連射で撃ち殺すシーンなどは、真面目なマカロニ調のつくり、監督がジョン・ウッドだけに相変わらずこの程度の出来でも仕方がないのかもしれない。ブルーノ・ニコライの音楽ということで、そこだけでもと期待させるのだが、これがニコライ作品の中では最もコメディ色の強い「アリゾナ無宿(68)」のテーマと同じ使い回しでこの点でもがっかりさせられる。