「荒野の群盗(65)」

MURIETA JOHN-VENDETTA(伊)「復讐者ホアン・ムリエッタ」、MURIETA(英)「ムリエッタ」劇場公開作品

カテゴリー(Hollywood actor)

監督ジョージ・シャーマン、脚本ジェームス・オハンロン、撮影ミゲル・F・ミラ、音楽アントニオ・ペレス、出演ジェフリー・ハンター、アーサー・ケネディ、ダイアナ・ロリス、ロベルト・カマルディエル、サラ・レザーナ、ペドロ・オシナガ

本作品は、スペインと米国の合作であるため、マカロニウエスタンではない。しかし、日本で劇場公開されただけあってしっかりした脚本と、虐げられた反逆者集団が滅びに向かって突き進んでいく悲壮感はマカロニウエスタン「つむじ風のキッド(67)」や「新・荒野の用心棒(68)」に通じるものだ。主演は、ハリウッドのジェフリー・ハンター。メキシコの伝説的な義賊として名をはせたホアン・ムリエッタの生涯を描く実録物の構成になっている。

白人達から妻のロジータ(サラ・レザーナ)を殺されたメキシコ人ホアン・ムリエッタ(ジェフリー・ハンター)は、酒場で犯人を見つけ射殺したため投獄される。そこで出会った三本指のジャックことジャック・ガルシア(ロベルト・カマルディエル)らとともに脱獄したムリエッタは、彼らとともに盗賊団を結成し、白人達から恐れられる集団になっていく。

しかし、富んだ者からしか奪わないことを誇りとしていたムリエッタは、ジャックが鶏売りのケイト(ダイアナ・ロリス)から強奪したことを咎める。盗品を返しに行こうと町へ赴いたムリエッタだったが、そこを撃たれ生死の境を彷徨うことになる。その間も、手下たちは強奪を繰り返していたが、ムリエッタは、彼の理解者の一人であったハリー・ロウ保安官(アーサー・ケネディ)と決して無法はしないと約束を交わしてしていたのであった。意識を取り戻したムリエッタは、主だった手下たちと投降を決めるが、そんな彼らにハリー保安官率いる討伐隊は、一斉射撃を浴びせるのだった。