「死に場所を探すジョー(68)」 

JOE,CERCATI UN POSTO PER MORIRE(伊)「死に場所を探すジョー」、FIND A PLACE TO DIE(英)「死に場所を探せ」劇場未公開

カテゴリー( Hollywood actor)

監督アンソニー・アスコット、脚本ヒューゴ・フレゴネス、ジュリアーノ・カルミネオ、撮影リカルド・パロッティーニ、音楽ジャンニ・フェリオ、出演ジェフリー・ハンター、パスル・プチ、ネロ・パゾフィーニ、テッド・カーター、ピエロ・ルッリ、ジャンニ・パラピチーノ、レザ・ファネリ、ピーター・ラストレッチ、ガエターノ・スカラ

米国西部劇の星で第2のヘンリー・フォンダと期待された、ジェフリー・ハンターの主演作品。大作「キングオブキングス」や「誇り高き男」等で主演した後、彼は本作品の主人公と同じようにアル中に陥り、若くして不幸な死を迎えることになる。そんな彼が、米国で食べていけずにヨーロッパに流れてきたときにたまたま、スペイン製の「荒野の群盗(63)」「CHRISTMAS KID(66)」そして、本作品の3本のヨーロッパ製ウエスタンに主演していた。アンソニー・アスコット監督だが、撃ち合いのシーンやマカロニの雰囲気は、彼の境遇のように今ひとつ。

西部に移住してきたリサ(パスカル・プチ)とポール・マーチン(ピエロ・ルッリ)の夫婦は金鉱を掘り当てるが、彼らがみつけた黄金をねらう山賊チャト(ガエターノ・スカラ)一味の襲撃を受けることになる。ダイナマイトで崩れ落ちた瓦礫の下敷きとなったポールを助けるため人を探しにアギラの町を訪れたリサは、アル中の兵隊崩れジョー・コリンズ(ジェフリー・ハンター)に出会う。黄金を報酬として受け取ることでポール救出の仕事を請け負ったジョーは、旧友のゴメス(ジャンニ・パラピチーノ)、ガンマンのパコ(レザ・ファネリ)、一獲千金を狙うフェルナンド(ネロ・パゾフィーニ)そして途中から加わった偽司祭ライリー(ピーター・ラストレッチ)ら仲間を集めると鉱山へ向かう。

しかし、既に家が焼き払われ金は奪われていた上にピーターは殺されていた。ジョーはリサに仇を討ってやることを約束する。ジョーたちは、チャトのアジトに奇襲をかけることにするが、ゴメスは裏でチャトと通じていた。チャト一味との銃撃戦の結果フェルナンドとライリーが命を落とし、ジョーは1対1の決闘でゴメスを倒して黄金を奪回する。リサと 愛し合うようになっていたジョーは、パコの祝福を受けながら、新天地を求めカリフォルニアへと旅立つのだった。

「荒野の七人」パターンのチームものだが、ジョーの仲間はただ集まって、ただやられるだけで、チームを組む必然性がないことと、チームのメンバーが悪党の子分にしか見えず、格好良さと個性が不足している点が本作品の大きなマイナスポイントだ。