「そして、復讐のときが来た(67)」

E VENNE L’ORA DELLA VENDETTA(伊)「そして、復讐のときが来た」、WHITE COMANCHE(英)「白いコマンチ」劇場未公開

カテゴリー(Hollywood actor)

監督ギルバート・リー・レイ(ホセ・ブリズ・メンデス)、脚本ホセ・ブリズ・メンデス、マニュエル・リベラ、撮影フランシスコ・フレイル、音楽ジーン・レダルート、出演ウイリアム・シャトナー、ジョセフ・コットン、ロザンナ・ヤンニ

TVシリーズ「スタートレック」で有名なウイリアム・シャトナーとジョセフ・コットンが共演した豪華な顔触れによる米国とスペインの合作。これもイタリアの資本が関わっていないので、正式にはマカロニウエスタンではないのだが、シャトナーの主演に加えて一人二役の主人公が決闘するという奇妙なラストがあるので紹介しておく。

英題名「白いコマンチ」が示すように、インディアン側と白人側に生き別れになってしまったジョニー・ムーンと双子の兄弟(ウイリアム・シャトナー二役)の物語。音楽にマカロニらしさは感じられないうえに、町民を扇動してコマンチを滅ぼそうとする悪徳ボスとの対立、そして白人娘とインディアンの娘との間の恋のさやあてなど、雰囲気も米西部劇を思わせる。

ジョセフ・コットンも町の保安官役で、このあたりの配役も米西部劇風のつくりだ。ラストは上半身裸でインディアンの扮装をした2役のシャトナー同士が馬上の決闘をするという何とも珍妙な決闘シーンが展開されることになるが、金髪の白人であるシャトナーがなぜか頭髪も短いままで登場し、インディアンの雄叫びをあげても全然様になっていないというのが正直なところだ。