「情無用の復讐(69)」

LA VENDETTA E IL MIO PERDONO(伊) 「情無用の復讐」 、SHOTGUN(英) 「ショットガン」劇場未公開、TV公開題名「情無用の復讐(未確認情報)」

カテゴリー( Hollywood actor)

監督ロベルト・マウリ、脚本ティト・カルピ、ロベルト・ナターレ、フランシスコ・デグリ・エスピノザ、ルチアーナ・リベット、撮影フランコ・デリ・コリ、マリオ・マンシーニ、音楽ジャンカルロ・リッチ、出演タブ・ハンター、エリカ・ブランク、ピエロ・ルッリ、ディック・パルマー、ダニエル・バルガス、ダダ・ガロッツィ、

保安官を務めていたデュランゴ(タブ・ハンター)は、恋人ルーシー(ダダ・ガロッツィ)との結婚を機会に職を辞め、牧場で平和な暮らしを始めようと決心していた。しかし、4人組の盗賊にルーシーの牧場が襲われ結婚の持参金が奪われただけでなく、花嫁の一家は皆殺しにされてしまう。

悲しみのあまり酒浸りになったデュランゴだったが酒場の女主人ジョアン(エリカ・ブランク)の励ましで立ち直る。やがてデュランゴは、殺されたルーシーの父親(ウーゴ・サッソ)が握りしめていた懐中時計が、医者のデッカー(ダニエル・バルガス)の所有物であることをつきとめる。4人組の強盗の正体は、デッカー、牧場主キンドル(ピエロ・ルッリ)、実業家オーエン(ディック・パルマー)、銀行家のマリガン(レナート・ロマーノ)であった。怒りに燃えたデュランゴの復讐が開始される。

デッカーは凍死させ、マリガンは縛り首に、キンドルは、自滅させて火だるまにという具合に全編が一人一人順番という感じで倒していく復讐劇で占められており、人形をつかって敵をあざむくなどトリックを生かした撃ち合い場面も豊富。オルゴール付き懐中時計が復讐のための小道具となっており、マカロニにしては脚本が練られたしっかりした構成になっている。オーエンも決闘の末に倒して復讐が完遂できたかと思いきや、彼らを陰で操っていたのは、なんと恩人のジョアンであった。

ルーシーへの嫉妬のためにルーシー殺しを依頼したことが判明するラストは意外な展開。恩人の女性を憎き仇だからといって撃ち殺すわけにはいかないが、そこは、瀕死のオーエンがジョアンを撃って締めくくるという都合の良い結末が準備されていた。ジェームス・ディーンの影武者としてデビューした、米国の俳優タブ・ハンターを起用してマカロニ全盛時代に制作された良く出来たマカロニ作品だ。ちなみに、「情無用の復讐」という題名でテレビ公開されたという情報があるが、その点については未確認だ。