「手を挙げろ死者よ…貴様を逮捕する(71)」

SU LE MANI, CADAVERE! SEI AGLI ARRESTI(伊) 「手を挙げろ死者よ…貴様を逮捕する」、 RAIS YOUR HANDS, DEAD MAN…YOU’RE UNDER ARREST(英)「手を挙げろ死者よ…貴様を逮捕する」劇場未公開

カテゴリー(Peter Lee Lawrence)

監督レオン・クリモフスキー、脚本セルジオ・ベルゴンゼリ、ホセ・L・ナバロ、撮影トニノ・マコッピ、音楽アレクサンドロ・アレクサンドリーニ、出演ピーター・リー・ローレンス、アルド・サムブレル、フランコ・アゴスティーニ、エスパルタコ・サントニ

南軍の衛生兵ピーター・リー・ローレンスは、傷病兵をも容赦なく射殺する北軍の残虐な軍曹(アルド・サムブレル)の所業を目の当たりにする。やがて戦争は終わり、軍曹への憎しみを胸に銃の訓練に励んだ彼はサンド・キッドと名乗るテキサスレンジャーとなった。彼のやり方は悪党を射殺した後に手錠をかけるという非情なものだ。スプリングフィールドの治安を守り、町のボス(エスパルタコ・サントニ)の横暴を阻止するために派遣されたキッドは香水売りに変装して町に入り込む。

キッドは町のボスが鉄道施設に伴う利益を独り占めするために、それぞれの土地を暴力で取り上げようとしていることを探り当てるが、その陰で糸を引いていたのは、かの憎き軍曹であった。キッドは戦争時代からの友人のバンバ(フランコ・アゴスティーニ)と協力してボス一味の屋敷に殴り込みをかける。

ラストは、手錠の鎖で絞め殺し、死体に手錠をかける徹底ぶりだ。凄惨な復讐物語のようだが、撃ち合いやガンプレイのシーンが豊富な割に、主人公がゆとりたっぷりで緊迫感が感じられないのが難点。前半サンド・キッドが悪党を倒すときのおそろしく長い黒のマントをなびかせたファッションは身軽さを特色とするローレンスには珍しいスタイル。フランスにおいては、このスタイルから本作品をサルタナシリーズの一つとして数えている。