「聖なるトリニティの4人のガンマン(71)」

I QUATTRO PISTOLERI DI SANTA TORINITA(伊) 「聖なるトリニティの4人のガンマン」、 FOUR GUNMEN OF THE HOLY TRINITY(英)「聖なるトリニティの4人のガンマン」劇場未公開

カテゴリー(Peter Lee Lawrence)

監督ジョルジュ・クリスタリーニ、脚本ジョルジュ・クリスタリーニ、撮影サンドロ・ド・エバ、音楽ロベルト・プレガディオ、出演ピーター・リー・ローレンス、イブリン・スチュワート、ダニエル・ジョルダーノ、ウンベルト・ロホ、フィリップ・ハーシェント、ダニエル・バルガス

インディアンに武器を売り、私腹を肥やしているフランス人のクイン(ウンベルト・ロホ)とゴメス(ダニエル・バルガス)は、彼らの秘密を暴く手紙を手に入れたジャーナリスト、ボウマン一家を襲い、手紙を奪おうとする。しかし、生き残った娘のサラ(ダニエル・ジョルダーノ)は、隠されていた手紙をもって逃げる。一味に追われるサラを救ったのは、保安官のトーマス(フィリップ・ハーシェント)と、やはりクインとゴメスの不正を暴こうとするジャーナリストのジョージ(ピーター・リー・ローレンス)であった。

サラと彼女を守るトーマス、ジョージの3人は、旅の途中、駅馬車の中継所で宿泊することになるが、そこに正体を隠したクインとゴメス、そして一味の一人ジュリア(イブリン・スチュワート)も現れた。ジュリアは手紙を手に入れ ようとジョージに色仕掛けで近づく。さらに、クインたちの手下が宿を襲撃してくるのであった。

ピーター・リー・ローレンス演じる主人公は新聞記者でありながら、銃身を切り詰めた独特のメアズレッグを操るガンの名手という設定。またフードのついた分厚い革のコートを着込んだ独特のスタイルはさすがマカロニウエスタンのヒーローらしい個性の持ち主だ。ラストは、隠し持ったデリンジャーで反撃してくるクインを、シャベルで殴り殺し、さらにはトーマスを射殺したジュリアも問答無用で撃ち殺す非情さをみせる。女性を連射して撃ち殺すなどは、米西部劇ではあり得ない主人公らしからぬ振る舞いといえよう。ここが、C級のマカロニウエスタンたる所以だろう。

ちなみに題名にある4人のガンマンとは、開幕でボウマン家を襲ったクインの手下の人数が4人であったということに由来し、本編の展開には関係がない。