「高原の死(69)」

LA MORTE SULL’ALTA COLLINA(伊)「高原の死」、 DEATH ON HIGH MOUNTAIN(英)「高原の死」劇場未公開

カテゴリー( Peter Lee Lawrence)

監督フレッド・リンゴールド(フェルナンド・セルシオ)、脚本ビンセンソ・G・パリ、ホセ・マリオ・フィグエロラ、撮影ジュリオ・オルタス、音楽ルイス・エンリケス・バカロフ、出演ピーター・リー・ローレンス、ルイス・ダビラ、アグネス・スパーク、タノ・シマローザ、アントニオ・グランドリ

山賊バリエント(タノ・シマローザ)一味が、小さな町で結婚式が行われている最中を狙って銀行を襲う。しかし、町には結婚式とは関わりないよそ者が2人いた。若いローリング・ワンダービルト(ピーター・リー・ローレンス)と望遠照準器付きのライフルを駆使するマーク・ハリス(ルイス・ダビラ)だ。銀行強盗の現場に出くわした2人は、銃撃戦の末に奪われた金を取り戻す。

しかし、取り戻した金を2人はなんとネコババすることに決めてしまう。金を奪い返そうとする山賊や、山賊とグルになっていた町のボス、ブラドック(アントニオ・グランドリ)との丁々発止のやりとりが始まった。最後にマーク・ハリスはブラドックの不正を暴くために政府から派遣された調査官であることが明らかになるのだが、黒幕はラストで少しだけ顔を出す騎兵隊の将校(フランク・ブラーニャ)だったという変な展開。ブラドックを殺して荒野に逃げようとする黒幕をハリスが望遠照準付きライフルで狙撃して幕となる。残念ながら全体の流れには関係ないビリヤードのシーンや殴り合いが延々と続き、おそろしくテンポが悪い。撃ち合いも迫力に欠け、盛り上がる場面も無いという失敗作、音楽もバカロフ作品の使い回しで終わっている。それでも、最低レベルの作品群と比べれば銀行襲撃の撃ち合いのシーンがあるだけましといえるかもしれない。