「さらば殺し屋(69)」

KILLER ADIOS(伊)「さらば殺し屋」、KILLER GOODBYE(英)「さらば殺し屋」劇場未公開、DVD公開題名「さらば殺し屋」

カテゴリー( Peter Lee Lawrence)

監督プリモ・ツェリオ、脚本ホセ・マロクュイ・フィゲロア、プリモ・ツェリオ、マリオ・アメンドーラ、撮影フリオ・オルタス、音楽クラウディオ・タリーノ、出演ピーター・リー・ローレンス、マリサ・ソリナス、ネロ・パゾフィーニ、エドワルド・ファハルド、ロザルバ・ネリ、ビクター・イスラエル、アーマンド・カルボ、ルイス・インド-ニ

ピーター・リー・ローレンスが黒い殺し屋スタイルに身を包んで、冴えたガンプレイを披露する痛快な作品。かつて銀行強盗を問答無用で射殺した過去をもつ保安官助手の若者ジェス・ブライアン(ピーター・リー・ローレンス)は、保安官シンプソン(ルイス・インド-ニ)の好意で一旦町を離れる。

数年後町の実力者ブラッド(アーマンド・カルボ)に呼び戻され帰郷すると町の様子はすっかり変わっていた。町はブラッドとリンゴールド(エドワルド・ファハルド)という2人の実力者が勢力を競い合って対立し、かつての恋人ファニー(ロザルバ・ネリ)もリンゴールドの子分ブラッドショー(ネロ・パゾフィーニ)の女となっていた。ブラッドは町の平和を保つためジェスに保安官助手復帰を依頼する。

ところが、保安官やファニーをはじめ町の人間が次々に正体不明の犯人によって殺され始めたことで両集団の対立が激化、ジェスも命をつけ狙われ始める。殺しには、ブラッドショーの高性能ライフルが使われていた。はたして真犯人はブラッドショーなのか、ジェスを慕うじゃじゃ馬娘のシーラ(マリサ・ソリナス)に手を焼きながらも、連続殺人犯を追うジェスの活躍が始まった。

登場人物の顔触れを見ると当然エドワルド・ファハルドとネロ・パゾフィーニが黒幕であろうと予測されるのだが、今回はちょっと趣向が凝らしてあって思いがけない真犯人が結末で明らかになる。馬車をシーソーの様に利 用して敵陣に乗り込んだり、デリンジャー拳銃を帽子に隠して逆転したりするなどガンプレイの見せ場は豊富。結局、嫉妬心が連続殺人の動機だったという緩さはあるものの、謎解きが軸となる物語の脚本もマカロニにしてはしっかりしている。トップ歌手スコット・ウオーカーが朗々と歌い上げる主題歌も聞き応えがある。