「皆殺しのための6人の賞金稼ぎ(73)」

SEI BOUNTY KILLERS PER UNA STRAGE(伊)「皆殺しのための6人の賞金稼ぎ」、 SIX BOUNTY KILLERS FOR A MASSACRE (英)「皆殺しのための6人の賞金稼ぎ」劇場未公開

カテゴリー(Robert Woods)

監督フランコ・ラッタンジー、脚本アンブロジオ・モルテナイ、撮影ジョバンニ・バリアーノ、音楽ピエロ・ピッチョーニ、出演ロバート・ウッズ、ドナルド・オブライエン、ジョージ・ワン、アッテリオ・ドッテシオ、ジョバンナ・マナディー

アイリッシュのフランク(ドナルド・オブライエン)は、自らアビリーンの町の保安官を名乗り、町に君臨していた。彼を排斥しようとする州知事に対してフランクは、配下の山賊メシナス(ジョージ・ワン)一味を使って知事の妻子を誘拐して脅迫するという暴挙に出る。

知事は秘密裏に有名なプロの賞金稼ぎを雇い、妻子の救出を依頼する。リーダーのスティーブ・マクゴワン(ロバート・ウッズ)はかつて自らも家族をメシナス一味から殺されるという暗い過去を背負っていた。スティーブは自ら“暗闇”と名乗り、早撃ちの“口笛”、怪力の“サムソン”、きざな“貴族”、鉤爪をつけた“片腕”、葬儀屋の身なりをした“墓場”らとともに知事の妻子救出に向かう。と書けば期待できそうな作品に思われるが、残念ながら本作は完全なハズレ。なにより6人の賞金稼ぎがショボい。主演のロバート・ウッズ以外はみなエキストラといってもよいレベルのファッションと学芸会なみの低レベル演技で、観ていてウンザリしてくる。

しかも、6人以外にもやたらと素人と思われる人物たちが登場してきて物語を不自然に混乱させている。主役のウッズにしても中盤とラストに姿を見せる程度で、主役を謳いながらゲスト出演といった印象だ。ラストも結局一味を6人で取り囲み、フランクとメシナスを決闘させるという悪役並みの意地悪さ。

駄作、凡作、数あるマカロニの中でもワースト10には入りそうだ。誘拐された母娘を演じる女優たちが途中で違うキャストに入れ替わるというトンデモなさが本作品のレベルを物語っている。ちなみに、本作はやはり劇場公開には耐えられぬと判断されたらしくユーゴスラビアで公開されたのみで、本国イタリアでさえも劇場公開はされていないようだ。