「マッケンナの果たし状(69)」

LA SFIDA DEI MACKENNA(伊)「マッケンナの果たし状」、THE CHALLENGE OF THE MACKENNAS(英)「マッケンナの果たし状」 劇場未公開

カテゴリー(Robert Woods)

監督レオン・クリモフスキー、脚本ビアデレク・マラルジア、ホセ・L・ナバロ、撮影フランチェスコ・サンチェス・マノス、音楽フランチェスコ・デ・マージ、出演ジョン・アイアランド、ロバート・ウッズ、アナベラ・インコントレラ、ビダル・モリーナ、ロベルト・カマルディエル、ダニエル・ジョルダーナ

恐怖で町を制圧しているメキシコ人ドン・ディエゴ(ロベルト・カマルディエル)は、一人娘バーバラ(ダニエル・ジョルダーナ)を町のもう一方の有力者エド・グレイ(ビダル・モリーナ)へ嫁がせるため、彼女の恋人を縛り首にしてしまう。そんなところへ、ふらりと現れた流れ者ジョーンズ(ジョン・アイアランド)は、殺されたバーバラの恋人を埋葬すると、彼の亡骸から離れなかったバーバラをディエゴの元に送り届ける。

そのことをきっかけとして、一家の牧場に雇われたジョーンズだったが、持ち前の正義感からジョーンズは一家の息子、クリス(ロバート・ウッズ)らと、ことごとく対立する。そんな中、ジョーンズは、ディエゴの元愛人マーガレット(アナベラ・インコントレラ)から、ディエゴの支配しているマッケンナの土地は昔、ジョーンズの父親が所有していたもので、ジョーンズの父は、ディエゴから殺されていたという秘密を打ち明ける。神を信じ、銃を手に取ることを拒んでいたジョーンズは実は凄腕のガンマンだったが、ついに再び銃を手にすることを決意する。

ひげなしのジョン・アイアランドが典型的な米西部劇風正義の男を演じた作品。クレジットにはロバート・ウッズ主演とあるが彼は、一家の異常性格の息子クリスを演じ、ジョーンズからあしらわれた揚げ句、最後には決闘で殺されてしまう情けない役で登場するだけだった。ただ、このラストのクリス&グレイVSジョーンズの決闘は、殺られたと思ったが実は…という意外性がある。

息子を殺され怒り狂ったディエゴとジョーンズの対決は、父への恨みを抑えきれなかった実の娘バーバラからディエゴが撃たれるという悲惨な結末となる。マカロニの痛快さには欠けるが、脚本はよく練られている。音楽は「荒野のプロファイター(66)」のバージョン違いの使い回し。