「墓を掘って待っていろ、サバタが来たぞ(71)」

ABRETU AFOSA AMIGO,LLEGA SABATA… (伊)「墓を掘って待っていろ、サバタが来たぞ」、DIG YOUR RAVE,FRIEND…SABATA’S COMING(英)「墓を掘って待っていろ、サバタが来たぞ」劇場未公開

カテゴリー(Richard Harrison)

監督ジョン・ウッド、脚本スティーブ・マッコイ、ジャッキー・ケリー、撮影クリントン・テイラー、音楽ヘンリー・ソーサ、出演リチャード・ハリスン、フェルナンド・サンチョ、ラフ・バルダサーレ、インディオ・ゴンザレス、タニア・アルバラード

ジョン・ウッドことホアン・ボスチ監督作品で、ハリスンとサンチョの主演ということで続編ともいうべき「PRIMA TI PERDONO  POI T’AMMAZZO(70)」と混同しがちなので注意を要する。

南北戦争から帰ってきたスティーブ・マクゴワン(リチャード・ハリスン)は、父が町のボス、ミラー(インディオ・ゴンザレス)によって殺されていることを知る。単身敵地に殴り込んだものの、あと一歩のところで保安官に逮捕されてしまう。投獄中にたまたま知り合ったメキシコ人のパンペロ(フェルナンド・サンチョ)の助けを得て逃亡したスティーブは、仇の地主ミラーを付け狙う。自らの命が狙われていることを知ったミラーは名うてのガンマン、サバタ(ラフ・バルダサーレ)を雇い、逆にマクゴワンたちを狙いはじめた。

サバタとの追いつ追われつが物語の中心だが、その合間に子沢山のパンペロ一家が紹介されたり、たまたま駅馬車に乗っていたミラーの婚約者ヘレンと知り合うエピソードが挿入される。ミラーの冷酷さに愛想を尽かした、ヘレンは、逆にスティーブとパンペロに協力し、スティーブは仇討を果たす。

ラストは落ちているガンベルトから拳銃を拾って撃ち合うスティーブとサバタの決闘。正々堂々の勝負でスティーブはサバタを倒す。サバタはバージョン違いではサルタナと呼ばれている場合もあり、最終的にはガリンゴになってしまったらしい。「SEI GIA CADAVERE AMIGO…TI CERCA GARRINGO(ガリンゴが来たとき貴様は死体になっている)」は本作品の別題名だ。こうした、題名の変更が作品を特定する際の大きな壁になっているのだが、これもまたマカロニらしいところか。

飛んでいる蝿を拳銃で撃ち落としたり、相手を見ずにファニングで複数の敵を倒す漫画的なガンプレイを見せるサバタ?ガリンゴ?をハンディなしの決闘で倒したマクゴワンはどれほどの腕なのだろうか。撃ち合いのシーンも多くマカロニウエスタンらしい作品として楽しめる。フェルナンド・サンチョが家族を愛するパパを演じた珍しい作品の一つでもある。