「常に死と戯れるあいつを人はトレセッタと呼ぶ(73)」

LO CHIAMAVANO TRESSETTE…CIOCAVA SEMPRE COLLA MORTE(伊)「常に死と戯れるあいつを人はトレセッタと呼ぶ」、ONCE UPON A TIME IN THE WEST THERE WAS A MAN CALLED INVINCIBLE(英)「昔西部に敵なしと呼ばれる男がいた」劇場未公開

カテゴリー(George Hilton)

監督アンソニー・アスコット、脚本ティト・カルピ、撮影ステルビオ・マッシ、音楽ブルーノ・ニコライ、出演ジョージ・ヒルトン、クリス・ヒュエルタ、イブリン・スチュワート、サル・ボージェス、ロザルバ・ネリ

ジョージ・ヒルトンが演じるハレルヤそのままのキャラクター、トレセッタが活躍するコメディ、トレセッタシリーズの第1作目“トレセッタ”とはトランプゲームの一種で、英語ではトリッキー・ディキーという名で呼ばれている。

ジョージ・ヒルトン演じる主人公は文字通り、ギャンブラーのガンマンだが、同じキャラクターが登場し、同一監督の作品でありながら「荒野の無頼漢(71)」とは比べることもできないほ どおそまつな、どたばたコメディに終わっている。ダラスへ運ばれる黄金をトレセッタと昔からの相棒で今は保安官として落ち着いているバンビ(クリス・ヒュエルタ)が護衛することになる。その途中で、黄金を着服しようとする黒幕の銀行家一味や、僧侶に化けた盗賊団と戦う話だが、ガンプレイの見せ場は無し。

タイトル・シーンから延々と繰り返される、ふざけた殴り合いだけで画面が構成されているにすぎない作品だ。マシンガンを仕込んだオルゴールが登場するが、この新兵器も、狂言回しとしてトレセッタに挑戦してくる黒ずくめのガンマン、トィンクル(トニー・ノートン)をおちょくるための道具としての役割しか果たしていない。