「貴様を殺して神に紹介してやろう(68)」

T’AMMAZZO,RACCOMANDATI A DIO(伊)「貴様を殺して神に紹介してやろう」、 DEAD FOR DOLLAR(英)「ドルのために死す」劇場未公開

カテゴリー( George Hilton)

監督オズバルド・チビラーニ、脚本ティト・カルピ、ルチアーノ・グレゴレッティ、オズバルド・チビラーニ、撮影オズバルド・チビラーニ、音楽フランチェスコ・ラバニーノ、出演ジョージ・ヒルトン、ジョン・アイアランド、ピエロ・ピダ、サンドラ・ミーロ、ディック・パルマー、ゴードン・ミッチェル、モニカ・パラド、フランコ・レッセル

20万ドルの金を奪ったロイ・ファルトン(ゴードン・ミッチェル)は、逃走中に瀕死の重傷を負ってしまう。ファルトンの仲間である偽牧師のグレン・レノ(ジョージ・ヒルトン)は、ファルトンの偽葬儀を行い棺桶に20万ドルを隠す計画であった。しかし、レノが医者を呼びに行っている間にファルトンは死に、20万ドルの行方が分からなくなる。20万ドルは、ファルトンと一緒に強盗を働いた大佐(ジョン・アイアランド)とポルトガル(ピエロ・ビダ)の手にあった。

10万ドルずつ山分けした大佐とポルトガルは、金をもって情婦の元に向かうのだが、彼らの情婦は同じ女性リズ(サンドラ・ミーロ)。お互いがそうと知らない間に彼女は、二人の男を手玉に取っていたのだ。やがて、それをかぎつけたレノは、20万ドルを手に入れようと大佐とポルトガルに近づくが、山分けしたはずの10万ドルはなんとただの紙切れに変わっていた。二人の男からまんまと大金をくすねたリズは、強盗を裏から操っていた真の黒幕である銀行家のハートマン(フランコ・レッセル)から拉致されてしまう。敵対していたレノ、大佐、ポルトガル、そしてリズは、強大な敵に立ち向かうため心ならずも協力して戦うことになるという物語。

ハートマンの手下(ディック・パルマー)らとの撃ち合いの末、やっと金を手にした4人組だったが、そこに保安官が到着し、金はふいになってしまう。さらに銀行を襲い直し、金を奪い返したと思えば、またもや、リズが独りで持ち逃げするという、どんでん返しの繰り返しで話は終了。マカロニにしては、撃ち合いシーンが少なめで盛り上がりに欠ける。

唯一、ラストで金をねらった3人が鉢合わせ、馬上でにらみ合うシーンがおなじみの3角決闘を思わせるが、ここも仲間割れを嫌った3人が互いに譲り合って穏便な結末となる。ジョージ・ヒルトン、ジョン・アイアランドというキャストを揃えたならば、もう少し正統派のマカロニとして期待に応えてほしかった。